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2004年12月11日 自慢の飼育幼虫
今日は待ちに待った菌糸ビン交換の日です。幼虫たちがどれくらい大きくなっているのか、とっても楽しみで、2、3日前からワクワクしていました。

朝起きると冷え込みも少なく、とても暖か。普段なら新聞を読みながらゆっくり朝食をとるのに、今日は朝食をとるのももどかしく、早々と菌糸ビン交換の準備。

先週、通常飼育の幼虫たちを狭いワインセラーから広い温室に移したので、1頭1頭じっくり観察することができるようになりました。ビンの外から見る限りでは20gを軽く超える幼虫たちの姿も・・・。かなり期待が出来ます。

温室を開けて菌糸ビンを交換するものと交換しないものを選別する。
この選別もなかなか難しいですよね。
出来れば早目はやめの交換をしたいのですが、食べていない菌床が沢山残っていると、もったいないし。かといって、放っておくと蛹化してしまい、劣化が激しく進行する菌床内で羽化までドキドキの時をすごさなくてはならなくなってしまうし。とくに、大きなガラスビンを使うようになったので経済性と危険性が頭の中で激しく葛藤するようになってしまいました(笑)。

そんなこんなでとりあえず9本の菌糸ビンを交換することにしました。安全性を最優先させたけど、ちょっぴりお財布も気になった感じの選別です。

オス8頭、メス1頭。
メスの方は蛹化の準備が終わっているような個体が多く、ビンの交換の必要はなさそうです。

今日は天気が良いのでベランダに出ての作業。
でも菌糸ビンに直射日光は禁物ですので、ダンボール箱に入れ、一本ずつ取り出しては菌糸ビンの交換を行っていきます。

まずはメスの交換。8月に交換したときは12.8g。
さて今回はどれくらい成長しているでしょう。13gは確実に超えてくれていることでしょう。
慎重に掘り出して、はかりに乗せると・・・・12.8g。
おいおい、4ヶ月間何をしていたんだ(^_^;)
かなり意気消沈。

こんなこともあるでしょう。気を取り直してオスの交換です。
まずは、ビンの側面から覗くと、いかにも小さくて申し訳なさそうにしている2頭。
掘り出してみると、1頭は17g。しかし、もう1頭は22g。
「そっかぁ〜、これでも22gあるのかぁ〜」
22gといえば、少し前の私ならワクワクするような大型幼虫だったのですが・・・・なれというものは恐ろしいものですね。

一昔前の純な自分を懐かしみつつ、汚れてしまった現在の私の欲望が、更なる大型個体の刺激を求め作業再開。

「次はこいつだな」
掘り出した個体は25.2gなかなかのサイズです。

この幼虫は低温だったワインセラーから温室に移したとたん活動を開始し、ガラスポット1300の底で暴れまくって、菌床をグチャグチャにしてしまった幼虫。

本人にしてみれば新たなエサを求めて旅立ったつもりなのかもしれません。
もしそうだとすると、まだ成長が見込めるかも。

他の幼虫たちもみんな粒ぞろい。
25g前後でまとまっていました。

昨年のアベレージが20グラム前後だったことを考えると、かなりの進歩に自我自賛(笑)。
しかし、高濃度酸素飼育の方で27gを超える幼虫が出てしまっているのでなんかちょっと物足りない・・・・ゼータクになっちゃいました(^_^;)

しかし、贅沢者になってしまった私にさえ、強烈な刺激を与えてくれた幼虫が!。

掘り出したとき今までにない大きさに度肝を抜かれました。
「でかいっ!」
25g前後の個体とは確実に異なる大きさ。以前に掘り出した27gの幼虫は他の幼虫より一回り大きな感じでしたが、こいつは完全に抜け出した感じ。他の追随を振り切っちゃってます。

早く重さを調べたくてあせる気持ちを抑えながら、スケールの上の汚れたプリンカップをティッシュで清め、カウンターを正しくゼロにリセットし直し、そっと幼虫を乗せる。



29.2g。自己新記録樹立です!。
狂喜乱舞とはこのこと。「でかいぞ、でかいぞ」と連呼しながら、フンをしてしまう前に急いで写真撮影。撮影後、新しい菌糸ビンに入れ替え、潜っていく様子を飽きもせず、姿が見えなくなるまでいとおしく観察しておりました(笑)。

「そっかぁ〜、29.2gかぁ〜」
少し落ち着いて冷静に考えるとちょっと複雑。
高濃度酸素飼育ではなく通常飼育で出た個体ですから、もし、今年度一番の個体として羽化したら、あんなに苦労した高濃度酸素飼育は・・・・。
それに、29.2gという強烈なインパクトのある快楽を知ってしまったからには、もはや私の体は30gを超える幼虫でしか刺激を感じない体質になってしまったはず。

う〜ん・・・・・

まぁ、難しいことは考えず、何はともあれ無事羽化してくれることを願いましょう。
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