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2004年7月10日 菌床産卵って
今年も結果発表の時期がやってまいりました。
去年の結果は69ミリを先頭に68ミリが2匹でした。
今年はどのような結果になったでしょうか。


まずはこいつ70.8ミリ。

計測方法って難しいですよね。
もっとアゴを開いて思いっきり伸びをしてくれれば、あと1ミリくらいは大きくなったのに〜。

最大サイズになったところでノギスを当てて測定できればよかったのですが、相手は生き物ですのでなかなか言うことを聞いてくれません。一生懸命粘ったのですが根負けしてこのサイズ(笑)。

でも、計り方によってあまりにも大きさが変わってしまうので、はたして小数点以下の数字に意味があるのか迷うところです(笑)。

お次はこいつです。73ミリ。
いい感じで体を伸ばして撮影できました(笑)。

ディンプルも少なくなかなかの美形でしょ。
蛹化までにめちゃくちゃ時間がかかって、2週間前にやっと羽化した個体です。

同じ親から生まれて同じ環境で育ったのにもかかわらず、羽化の時期って驚くほど個体差がありますよね。

メスはといいますと、51ミリ超えが1頭、その次が48ミリ1頭、そして46ミリ3頭でした。
平均はは44ミリぐらいでしょうか。
去年の最高が46ミリ、平均が42ミリ程度だったことを考えると、これはやっぱり飼育技術が向上したってことかぁ〜(笑)。

そして今回の最高がこれです。73.2ミリ。
ちょっと前に71ミリ超えでご紹介した個体です。

体をまっすぐ伸ばしてアゴもいい感じで開いてくれての測定で73ミリを超えることができました。

こうなると、クワガタのサイズってどう測ったらよいのか悩んでしまいます(^_^;)

去年より良い結果が出ました。何が良かったのでしょうか。
やはり添加剤かな?。今回良い結果が出た個体の添加剤には、カニ殻粉末と麦芽の混合添加剤を使用しました。

そしてもうひとつの共通点が「菌床産卵」。
特に注目すべき点が70ミリを超えた3頭とも菌床から2令で割り出しているということです。

割り出したあと、菌糸ビンに移すときのダメージを考えれば、それに耐えうるだけの十分な体力を蓄えさせたい。しかし、十分な体力がつくまで産卵木で成長させると、その後の伸びが期待できない・・・。
そんなジレンマを解決させてくれたのが菌床産卵なのでしょうか?。

しかし、菌床産卵2令割り出しでも平凡なサイズに終わってしまった個体がいるのも事実です。やっぱ個体差や偶然が絡むから、正解を見つけるのはなかなか難しいですね。
でも、そこが面白いところでもあるんですよね。

また来年のこの時期の結果発表をお楽しみに!。

さて、現在飼育中の幼虫ですが、毎週のように1、2本の菌糸ビンを交換するといった地味な作業が続いています。

そんな中、とうとう自己最高記録となる24.2グラムの幼虫が出ました!。

4月の上旬に割り出し、6月の1回目菌糸ビン交換のとき22.4グラム。そして今回2回目の菌糸ビン交換で自己最高の24.2グラムとなりました。
菌床産卵の高濃度酸素飼育の個体です。菌糸ビンはもちろん「よしだっちベーシック」。
このまま順調に育ってくれれば夢の70ミリ後半の個体が出るかも!。
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