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2004年12月5日 オオクワガタの越冬
ずいぶん寒くなってきましたね、もう12月です。
今年もあと一ヶ月を残すのみ、あっという間に過ぎてしまいました。

さて、通常飼育のオオクワガタたちですが、相変わらずワインセラー住まいが続いています。
いえ、別に不精をしていたわけではないんですよ。
菌糸ビンやファンの発熱とワインセラーの保温力のおかげで、すっと20度以上をキープ。
20度を下回ったら温室に移そうと考えていたので、ワインセラーの中で師走を迎えることになってしまいました。
でも、さすが12月。ついに今週17度の最低気温を記録しました。

いや〜、でも室温の最低が10度ですから、ワインセラー内は室温より7度近くも高い温度をキープ出来る事が分かりました。逆に言えば春先、最低気温が10度を超えればワインセラーに移しても大丈夫という事。これは貴重なデータが得られました。

春先や秋口の温度って、保温でもない保冷でもない微妙な時期。
キノコが生えてしまったり、蛹化してしまったりと、もっとも厄介な時期です。
しかし、ワインセラーの保温力を利用すれば、最低室温が10度ちょっとと言うまだ温室が必要な時期から一気にワインセラーに移して、微妙な室温の時期をやり過ごすことが出来ます。

これで憂鬱な春の悩みが1つ消えました。あとは花粉さえ何とかできれば・・・・・。

てなわけで、温室への移動開始です。メスの方は蛹化してしまった個体が2頭ほど。
他にも見えないところで蛹化している個体もいそうです。

オスのほうはまだマッタリとしている様子。蛹化している個体はいないみたい。
でも、かなり黄色味を帯びてきています。

「黄色くなると蛹化が近い」と良く聞きますが、実際の所どうなんでしょう。どうも、違うような気がしてなりません。

現に「密着!蛹化シーン」にもありますように、蛹化2日前にもかかわらず真っ白な個体もおりました。

栄養の蓄え方によって色が変わるのか、エサによって変わるのか、成長によって変わるのか・・・・ぜひ一度じっくり調べてみたい現象です。
「冬の凍結を防ぐために体質を変化させているので黄色くなる」なんて結果が出たら面白いですね。現に高原野菜なんかは寒くなると凍結を防ぐため、細胞内の糖度を上げる事が知られていますので、あながち無くもなかったりして。

さて、温室は毎年恒例となりました、洋服ダンスを改造した温室です。

夏場、空になったのをいい事に、アクアリウムのバケツや、洋服やその他諸々を投げ込み、散らかし放題。

「このバケツはこっちに置いてあったんだよな」
「こうやって重ねて・・・お前はこっちで・・・」

タンス内の物を元の場所に移動させ、そこにあった物をまた別の場に移動・・・玉突き状態で部屋の中を物が移動して、なんとか洋服ダンスの中をカラにすることが出来ました。

もちろん、空いたワインセラーの中に洋服やバケツを入れるなんて反則技は使っていませんよ(笑)。

収納スペースというのは無ければ無いでなんとか工夫してやりくりするのに、あるとあっという間に埋まってしまう・・・・なんか不思議(笑)。

実は移動と同時に菌糸ビンの交換もする予定だったのですが、菌糸ビンが出来ておらず延期となってしまいました。先週詰めたのですが、この気温では再生が遅すぎて、まだ幼虫を入れられる状態ではありませんでした。

温室内で急に気温が上がると菌糸が活性化して酸欠も予想されますので大事をとっての延期です。どれくらい育っているか早く見てみたい気持ちでいっぱいですが、来週までのお楽しみという事でここはじっと我慢です。

しかし、今日の天気はいったいどうなっているの!。
せっかくワインセラーから温室に移したのに、私の部屋の気温は30℃オーバー。
部屋の窓を全開にしても28℃を下回らない。
温室の温度はじりじりと上昇し、とうとう25℃をマーク。

「17℃という低めの気温から、25℃という高めの気温に移ったら・・・・蛹化?」
考えただけでも恐ろしい。ためらわずエアコンのスイッチを入れてしまった。
おいおい、12月だよ(^_^;)

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