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2004年2月15日 産卵終了
産卵セットしてから1ヶ月がたちました。
途中、1週間に一度エサを交換しましたが、温室となっている洋服ダンスの扉を開けるときは部屋中を真っ暗にして、遠くから当てた赤色灯のほのかな灯りだけを頼りにエサを替えるという念の入れようで、菌床や産卵木を削っているのか正確には分かっておりませんでした。

まず最初は一番気になる乾式菌床産卵セット。
乾燥させた菌床と、フレッシュな菌床ではどちらの方が国産オオクワガタの好みに合うか調べるためにセットした菌床産卵セットです。

じゃ〜ん、これが乾式菌床産卵セット・・・の成れの果て(笑)。

右のフレッシュな状態で入れた菌床は破壊の限りを尽くされ、下5cmほどしか残っていません。左の乾燥させた菌床は外壁こそ原形を留めておりますが、中は完全にくりぬかれてハロウィンのパンプキン状態。

菌床だけではやわらかすぎて、木を削る本能を満足させられなかったのでしょうか。

メスにしてみれば「柔らかくて削りがいがなかったなぁ〜」ってなもんだったのかもしれません。
廃墟と化した産卵セットでは割り出せる可能性はほぼ0%(涙)。

こちらは贅沢産卵セットです。
菌床は一ヶ所からトンネルが掘られて、奥へと続いています。
大きくくりぬかれた様子もなく、前回菌床産卵に成功したときのように良い感じで菌床が原形を留めています。

ただ、前回は菌床の周りのマットをもっとどかしていたように感じます。産卵木のほうもマットをかぶったままで、ほとんど削っておりません。

表面から見えるところは削っていなくても、地下ではしっかり削っているのが今までのパターンでしたが、今回は今までとちょっと違うみたい。
今までは余分なマットは踏み固めたりどかしたりして、産卵木がしっかり浮き出ていたんですけど、今回はマットをかぶったまま。地表をせわしなく歩いているとエサがマットで汚れたり、けもの道みたいのが出来ているはずなんですけど、それもまったくありません。

なんか、菌床に穴を開けただけでそのままそこで眠ってしまったような感じ。
ただ、エサだけは毎週少しずつ食べていました。

こちらはもう1つの贅沢産卵セット。
こちらのほうは上のやつよりまだひどく、ほとんどセットしたときと同じ状態。

産卵木も菌床も無傷でマットに埋まったままです。埋まったままでよく分からないので菌床や産卵木が埋まっている場所に印をつけてみました。なんだかとってもむなしい作業(笑)。

1ヶ月間一度もエサを食べられておらず産卵は絶望的(涙)。

こうして、かなり贅沢な産卵セットを3つも用意しましたが、今まで一番最悪な状態です。
このままで行くと、初めての産卵失敗は確実・・・。しかし、もはやどうすることも出来ません。
やっぱ、この時期に産卵セットを組むのは無謀だったのかもしれません。

とりあえず割り出しは3/15。

3/15・・・・もし、人工的な温度変化にも狂いを生じさせない時計がクワガタの体内にあるのなら、もう一度交尾からやり直すにはちょうど良い時期ですね。

割り出しにも多少期待しつつ、交尾の準備もしておきましょう。

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