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2004年4月3日 04年度第1回割り出しVar1.2
お約束どおりVersion1.2です(^_^;)
贅沢産卵セットの産卵材から24頭の幼虫が取れましたが、菌糸ビンが足りなくなって、同じ産卵セットに入れていた菌床の割り出しができなかったのが先週までのお話。
さて、菌床の方はどうなっているのかとっても楽しみ!。

マットに埋めて、乾燥防止に濡れた新聞紙を乗っけておいた菌床を産卵ケースから取り出します。やっぱりパカッと割れたところの写真がほしいでしょう(笑)。ってわけで、いつもの通り縦に二つに割れるようにナイフで切込みを入れて、ひびの入り方を見ながら少しずつ力を入れて割っていく。

「おっ、なかなかいい感じで割れるぞ」
慎重に力を入れていって・・・・パカッ。割れました!。わくわくしながら中をのぞいてみると・・・そこには幼虫の姿はなし。しかも食痕さえも見当たりません。

「・・・・・」

いや〜〜、言葉がない。あれだけ産卵木に産卵していたのに・・・。菌床も出入り口が2つあったし、きちんと原形を留めているしで、完全に産卵していたと思ったのに・・・。
ホント、言葉がないとはこのことです。

縦に半分に割った菌床をさらに半分に割ってみると・・・・コロコロコロ・・・・。
「おおっ、幼虫だ!」
割れるのを待ちわびていたかのように、元気に幼虫が転げ落ちてきました。
転げ落ちる勢いと、幼虫の元気の良さには何の関係もないんですけどね(笑)。
でも、菌床を割っていると、卵を割って幼虫を取り出しているような感じになるんです。
だから、殻を割って元気に孵化したヒヨコの様な気がしてね。

何はともあれ、1頭出るとホッとしますね。

一番左の矢印のところに転がってきた幼虫がいます。さらにその右側にも幼虫の頭が見えるんですけど、ちっちゃ過ぎて見えないね(^_^;)

右側の菌床は親虫が掘り進めた坑道の跡です。菌床の上から掘り進めて横にぬけるようになっていました。

とりあえず2頭。割った断面に茶色い食痕がほとんどないところを見ると、あまり多くの幼虫は望めなさそう。


割っても割ってもなかなか幼虫は出てきません。それどころか食痕もなし。あきらめかけると食痕が現れて、それをたどっていくと幼虫が1頭。

前回の産卵木のようにボロボロ出てくるというわけにはいきませんでした。ホント散発的にポツリポツリ。産卵木に比べて菌床は大きいので余計に密度が少なくてとってもさびしい。

それでも、なんとか6頭の幼虫を割り出すことができました。

「このメスは第2回目の産卵セットにチャレンジしているけど大丈夫だろうか・・・・」
不安が募る割り出しでした。

菌床産卵も回を重ね、管理方法がだいぶ分かって来ました。
飼育ケースに新聞紙を挟んだ普通の保存法だと、適度にぬらしたマットに上部ぎりぎりまで菌床を埋め込み、上部はビチョビチョにぬらした四つ折の新聞紙を乗せておく方法が一番良いみたいです。ただ、新聞紙の乾燥は速いですので一週間に一度ぬらした新聞紙と交換です。
夏場気温が上がると乾燥は速まると思いますので、5日に一度くらいで新聞紙を交換しなくてはいけなかもしれません。

あっ、上記はあくまで保存法ね、産卵が終わってメスを取り出したあと、幼虫の成長を待つ間の保存法ですからね、産卵中に新聞紙を乗せちゃだめですよ。

さてさて、お次は今年羽化した去年度の個体です。


自己最高 71.2ミリ

みてみて〜〜〜!。70ミリ超えてるでしょ!。
やりました、やってしまいました、やってくれました!。公言したとおり、紛れもなく70ミリオーバーの個体を育てることができました。

いや〜〜あごの先のクイッと曲がった感じや、幅広のがっちりした体型・・・なかなかでしょ(笑)。

えっ?ディンプル?。いえいえ、あれはエクボってやつですよ、エ・ク・ボ(爆)。

ニャハハハッ、とんだ親バカ振りを発揮してしまいました。まだ全部掘り出したわけではないんですけど、とりあえず幼虫の時、一番でかかったやつを1頭堀り出して測定してみました。

一昨年は温度管理がうまくいかず、十分成長する前に蛹化させてしまいました。
去年はカニ殻粉末の悪影響で、大きく育った期待の幼虫を殺してしまいました。
今年の飼育は絶対に間違いを起こさず、来年こそ悔いのない年にします!。

去年69ミリ、今年71ミリ・・・・となると、来年は73ミリが目標ですね!。
有言実行・・・・・・になるかな? (^_^;)

さらに今日はもうひとつ。高濃度酸素飼育の途中経過。
3/14に割り出してから3週間たちました。


上の写真は高濃度酸素下で飼育している個体で一番大きそうなやつ。下は通常飼育で一番大きそうなやつ。

こんな時期にこんな形で比べても何の意味もないんですけどね、とりあえず気になっている方もいるかなぁ〜、なんて勝手に思って載せてみました(笑)。

通常飼育で全身がはっきり見えるほど菌床を掘っている個体はまだいません。チョロチョロと食痕が見える程度です。ですから、比較用の写真も頭部が写っているだけの物となってしまいました。

倍率はハチミツ600の横幅を300ピクセルにして、だいたい等倍率です。
見た感じ、一回り・・・いや二回りほど大きさが違うような・・・・?。気のせいかな(笑)。
しかし、高濃度酸素飼育のほうが幼虫の活動は活発で、食痕が広いのは確かです。
この実験はかなり期待が持てそうです!。

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