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2004年1月1日 ペアリング準備
「春が来た」作戦で去年のうちに産卵セットを組もうと思っていたんですけど、あの時期に産卵セットを組むと、前回割り出した幼虫と次回割り出す幼虫の2世代の菌糸ビンが温室に並んでしまうことになり、管理が十分行き届かないかもしれないと言う不安から、時期を先延ばしにしてました。

そして、今日、ペアリングの準備に入るべく去年羽化した我が家の第一世代の中から選りすぐった5頭を温室に移しました。

オス2頭、メス3頭です。
オスのほうはそのままペアリングに入れるように、プラスチックケース(小)に移動させました。

温室の中は24℃。この状態だといったいどれくらいで冬眠状態から通常状態になるのでしょうか?。

とりあえず解凍(?)期間を3週間程度とし、1月21日を我が家の啓蟄にしたいと思います。

そのあと一週間のペアリングを経て、2月から産卵セット。そして4月1日あたりに割り出しかな。むふふふっ・・・今から割り出しが楽しみ!。
でも、この時期に準備を開始しても割り出しが4月だなんて、気が遠くなりそうな話(笑)。

去年なんですけどね、偶然、羽化直後の個体を見ることができました。

何の気なしに、のぞいてたら真っ白な物体がふと目に飛び込んできました。
「キノコかな?」蛹室にキノコが生えてしまったのかと思ったのですが、よく見ると、それは羽化間もないメスでした。

真っ白でとってもきれいな姿でしょ!。

お尻から伸びた羽は透き通っていてとっても美しい。あの羽は蛹の時は折りたたんであったのかな?。

って、ことは、羽化したあとに徐々にしわが消えて孔雀の羽の様な状態になったのかな?。おなかはまるでシロアリの女王アリみたいにプヨプヨした感じ。今度はぜひとも羽化に立ち会ってみたいですね。

とっても気になったのが頭の部分。
窮屈そうに折れ曲がったままで、まったく伸ばそうとしません。

「蛹室の壁に引っかかってうまく伸びないのかも」

とっても不安ですが、後ろに下がろうにもまだ乾ききっていない羽があって下がれない。

今下がったら羽がしわくちゃになっちゃう。

どうすることもできずにのぞいているだけでした。
でも、次の日には頭の部分はちゃんと延びきっていました。
はじめに頭部が延びきらないのは、後部に羽を乾かすスペースを確保するためなのかもしれませんね。そう考えると、いまさらながら生物の緻密なメカニズムには感心させられます。

さて、待ちに待った掘り出しです、幼虫のときの最終体重が15.4gの巨大メス
去年の11月に羽化したあと、固まるのをじっと待ってました。
すでに、固まってはいたんですけど、お正月のお楽しみと言うことで、掘り出して測定したい気持ちを抑えてガマンしてまいりました。

掲示板のほうでは「掘っちゃえ〜、掘っちゃえ〜」と、悪魔のようなささやきもあり、一時は誘惑に負けそうになりましたがなんとかこらえることができました。

ビンを取り出して覗き込む。
「やっぱでかいなぁ〜」
何度も何度も覗き込んできましたが、そのたびに発する言葉がこれ(笑)。
でも、ビンの中のクワガタって、ガラスのレンズ効果もあってかなり大きめに見えるんですよね。ちょっと不安。

ビンのふたを取ってフォークで上から菌床を掘り出す。
成虫は幼虫と違って硬いから掘り出すときにそれほど神経を使わないんですけど、こいつは特別、めちゃくちゃ緊張する。

無事取り出して、手のひらに乗せると
「でかい!」
素直にでかい!。それほど見慣れているわけじゃないけど、今まで見てきた40mm前後のメスとはぜんぜん違う。
一回りとか二回りとかのレベルじゃなくて別の生き物みたい。

早速ノギスを当ててみる。心はウキウキ、ワクワク、ドキドキ!。
さて、その結果は・・・・・!

次回のお楽しみ〜〜! ・・・・・・ なーんてね(笑)。 ここをクリック!。

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