HOME > オオクワガタ > オオクワガタ飼育 > 03年度オオクワガタ飼育記録

前へ 次へ
2003年6月1日 よしだっちベーシック(構想編) よしだっちベーシック(構想編)
産卵ケースの中のメス達は産卵木を気に入ってくれたようで早速、削り始めました。今年もた〜くさんの卵を生んでくれるといいな〜。
 
産卵が始まるとそろそろ考えなくちゃいけないのが菌糸ビン。
去年はいろんな種類の菌糸ビンを試しました。
まだ、結果は出ていないけど、これといって突出した結果は出ないみたい。
 
で、考えた。
 
栄養ってやつはバランスが肝心だ。ビール酵母だ、麦芽だ、プロテインだ・・・・じゃなくて、いろんなものをバランス良くってのが一番なんじゃないかな?。
確かにそうだ。去年は分かりやすい結果が欲しくて単一食品にしたけど、今年はバランスの良い添加剤を自分で考えてそれをベースにしてみよう。
 
ベースになる菌床・・・・名づけて「よしだっちベーシック」!。
(月夜野さん、ぱくっちゃいましたスミマセン・・・・笑)
 
そして、そのベースとなるものにプラスαで特別な添加剤を試してみよう。
今年はこれで決まり!。
 
じゃ、早速「よしだっちベーシック」にいれるものを考えないとね。
クワガタが大きく育つのに必要な栄養素・・・・?
う〜ん、難しくってわかんないや、人間ならなんだろう?。
 
人間ならカルシウムだろうね。
私の幼馴染の弟さんがとっても牛乳好きだった。
小学生のころ良く遊んでいたんだけど、その弟さん、学校から帰ってくるとすぐに牛乳パックを冷蔵庫から取り出して、牛乳を飲みながらテレビを見るんだ。まるでビールを飲みながらナイター中継を見る親父みたいに(笑)。
 
1日1リットルくらい飲んでいたらしい。
で、その結果、兄貴は170cmないのに弟さんは180pを超えている。
漫才師の「中川兄弟」みたい(笑)。やっぱカルシウムでしょう。
 
でも、昆虫と人間は体の構造が違う。人間は骨で体を支えているけど、昆虫は殻で支えている。難しい言葉で言うところの内骨格と外骨格。
昆虫の外骨格はカルシウムでできてなさそ。となると、外骨格のもとを大量に与えてあげれば大きなクワガタができるわけだ。骨太ならぬ殻太、なんかごっついのができそう(笑)。
 
じゃ、殻のもとって何?。
って、もう知ってるよね。最近あまりにも注目されている「キチン・キトサン」ってやつさ。
キチンキトサンって言うとカニ殻からとれるみたいな印象だけど、カニも昆虫もウニもエビもみ〜んな外骨格は同じ構造なんだって。
 
となればこのキチンキトサンを菌床に加えてやればいいわけね。
一つ目の添加剤は「キチン・キトサン」で決まり。めでたしめでたし。
 
ところでキチンキトサンって良く聞くけどいったいどんなものなんだ?。
ちょっと調べてみました。
 
なんか難しい事書いてあったけどカニの殻なんかを構成しているのがキチンで、そいつを人間が吸収出来る形に精製したのがキトサンらしい。
でも、100%精製するのは不可能でキチンとキトサンが混ざったものを販売しているから「キチン・キトサン」になるんだって。ナルホドね。
 
でも、ちょっと疑問が・・・・。
野生で生きているオオクワガタはどうやってキチンキトサンを入手しているんだろう?。う〜ん、オガコに含まれているのかな〜。
インターネットで早速探してみる。
 
答えにならないけどヒントのようなものが。
セルロースはキチンと大変良く似た構造にあるらしい。
セルロースといえば木にとって骨のようなもので、オガコに大量に含まれている。
オオクワガタの幼虫はこいつを吸収してキチンを作っているのか?。
 
さらに衝撃的な事実が!。
「キチンはカニや昆虫の殻や、菌糸の細胞壁に多く含まれている」
うげっ!菌糸の細胞壁?。ということは・・・・菌糸ビン自体がキチンの集まりって事?。
 
う〜ん、そうだったのか〜。菌糸ビンに入れるとでっかくなるのは知っていたけど、そう言う仕組みだとは知らなかった。人間が牛乳のプールの中で生活しているようなもの、キチンを大量に摂取して殻太のごっつい個体になるわけだ。
 
親虫は子供が大きく育つようにと、菌糸がいっぱい回ったキチンたっぷりのシイタケのホダ木に好んで産卵するんだね。
 
親虫は菌糸が回ったホダ木に好んで産卵する・・・・そう思ったとき、あちこちのホームページに書いてある小ネタを思い出した。
 
「味の素」を産卵木に含ませると産卵促進につながる・・・・・・?。
 
左の写真は、「味の素」の水溶液をティッシュに含ませて、16グラムのゼリーの空き容器に入れたものです。

「味の素」の匂いで少しでも産卵が促進されたらいいな〜なんて思って、おまじない程度に産卵ケースの中に入れてみました。
ところが、思わぬ結果が!。

親虫は産卵中ですから一緒にいれておいたエサにはまったく見向きもしません。

しかし「味の素」を含ませたティッシュには異様な関心を示し、ティッシュを粉々に切り刻んでしまいました。

粉々になったのを拾い集めたわけではないんですよ、なぜか知らないけど容器の中でお行儀良く引きちぎってありました(笑)。
中のティッシュを取り出してみるとこんな感じ。
ちぎったあとくるくると丸めているようにも見えます。

黒い紙の上で写真取ればよかったね(笑)。

もしかして、親虫の好む菌糸の回ったホダ木と「味の素」には何か関係があるのでは?。
う〜ん、どうなんでしょう。インターネットで「味の素」の成分について調べてみました。
 
グルタミン酸ナトリウム(昆布や野菜のうま味の成分)
イノシン酸ナトリウム(かつお節のうま味成分)
グアニル酸ナトリウム(しいたけのうま味成分)
 
ありましたありました。グアニル酸ナトリウム。なんか聞きなれない言葉ですが、親虫はこいつの匂いでシイタケの菌糸が回ったホダ木を見つけるのかもしれません。だからグアニル酸ナトリウムを含んでいる「味の素」に興味を持つのかもしれませんね。
 
350年以上もの歴史があるシイタケのホダ木栽培。
それを利用してたくましくいきるオオクワガタ。なんかいいですね。
そう言えば、琵琶湖のナマズは田んぼに水を張る季節になると、用水路をさかのぼって田んぼに来て産卵するそうです。

田んぼを利用するトンボやタガメ。乾燥中の竹を利用するハチ。堆肥を利用するカブトムシ。シイタケのホダ木を利用するクワガタ。

自然というと人間の介在しない世界を連想しますが、里山のように人の営みが中心となった自然というのも存在するんですね。
「里山」という日本独特の文化を世界遺産みたいな形で残せるといいな〜。
 
ありゃ、ちょっと話がそれて感傷に浸ってしまいました(^^ゞ

うんと、何の話だったっけ。
里山の話・・・・・・味の素の話・・・・・・キチンキトサンの話。
そうそう、菌糸ビンはキチンの塊だったんですよね。
と、言うことはそんなところにキチンキトサンさらに加えても何の意味もないでしょう。
行き詰ってしまった・・・・。

「よしだっちベーシック」始まっていきなり行き詰るとは・・・・(笑)。

やべっ、なんか解決策はないか?。インターネット検索開始。
するとちょっと耳寄りな情報を発見!。

カニ殻にはキチンが30%含まれているそうです。

ふっふっふっふっふ・・・・。とうとう見つけてしまった。
オオクワガタが殻を作るのに必要なものはキチンだけじゃない。
キチン以外のものが70%も占めている。そいつを補ってやれば殻太のごっつい個体が作れるぞ!。で、のこりの70%とは・・・・。

カルシウムなどのミネラル、塩類が40%、タンパク質が30%。

「など」とか「類」とか抽象的なものが多いぞ。
タンパク質といっても種類が多すぎてどんなタンパク質を補ってやればいいんだ〜。
なんか、前途多難(笑)。

でも、がんばる。

クワガタの外骨格を形成するキチンを補う方法は、諸先輩方が菌糸ビンという方法でで解決してくださった。
あとは、クワガタの外骨格を形成するキチン以外の70%のものをしっかり補ってやれば、殻太のごっつい個体が作れるはず。

それにはもう少し調査しないとね。
調査が進展したらご報告しますね。
今回は中途半端になっちゃったけどこれでおしまい。

前へ   このページの先頭へ   次へ

 HOME > オオクワガタ > オオクワガタ飼育 > オオクワガタ飼育記録
菌糸瓶交換 ワインセラー オオクワガタの蛹室
オオクワガタの蛹(さなぎ) 第2サイクルへ オオクワガタの蛹化
菌糸瓶の添加剤 恋の季節 目指せ菌床産卵
構想編 坑道を掘る 外骨格編
オオクワガタの産卵 肉体編 菌床産卵 割り出し
結果発表 菌糸ビン交換 積算温度を考えろ
ルカヌスワールド Spring has come 温室に移動