| 待ちに待ったオリビア・オン(Olivia Ong)のアルバムが発売されました。 「オリビアって誰?」って声が聞こえてきそうですね。
 
 2004年11月17日 埼玉スタジアムでサッカーワールドカップ アジア1次予選 日本対シンガポール戦が行われた。その時、シンガポール国歌を歌ったのがオリビア(OLIVIA)。
 熱くなっている6万人のアウェーサポーターを、その歌声だけで黙らせた類い稀なる歌声と歌唱力を兼ね備えた20歳のシンガポール人の女性シンガーです。
 誕生日は私と2日違い。運命的なものを感じます(笑)。
 
 その魅力的な歌声に心を奪われた私はすぐにでも彼女のアルバムを買おうと思ったのですが、彼女自身のアルバムはまだリリースしていなかったので、彼女のアルバムがリリースされるのをひたすら待ち続けておりました(詳しいことはこちら)。
 
 そして、先日やっとリリースされたアルバムが「a girl meets bossanova」。
 
 シンガポール戦の後はかなりの反響があったそうですが、やはり無名のシンガーですので、その辺のCDショップでアルバムが入手できるとも思えず、多少時間がかかるのを承知でネットショップで購入することにしました。
 
 ネットショップで彼女のアルバムを検索してみてビックリ。
 なんと「発送までに7日〜14日かかります」だって!。
 おいおい、発売当日だって言うのにどうなっているんだ?。
 大人気で品切れって事は無いだろうし・・・・。
 これはどう見たって「受注販売」を通り越して「受注生産」だな。
 ショップに在庫を置かないどころか、工場の倉庫にすら在庫を置かないって感じ。
 「注文がまとまったら作りますよ」って世界か?(笑)。
 
 
 アルバム名に記されているボサノヴァ、ちょっと気になりますよね。
 彼女の魅力的な歌声を十分楽しむにはクラシックギターをベースにしたシンプルな伴奏のボサノヴァは最高の選択だとは思いますが・・・・。
 
 「アルバム名がボサノヴァって事は全曲ボサノヴァなんだろうなぁ」
 
 シンガポール国歌を歌った時、彼女の歌声に私の心が共鳴したのはシンガポール国歌のサビの部分。きゃしゃな体からは想像も出来ない圧倒的な声量と、どこまでも広がる透通った高音で歌い上げたあのサビの部分。
 
 「はたしてボサノヴァにそんな曲はあるだろうか?」
 多少、と言うよりかなり不安を持ちながらCDを再生する。
 
 ホームページで試聴出来たんだけど聴きませんでした。
 買うことは決めていたし、どうせ聴くのならちゃんとした形で聴きたいですからね。
 ちゃんとした形と言えば・・・・
 
 
 
                  
                    
                      |  | これ買っちゃいました(^^ゞ 
 オンキョー FR-S7GX 30,000円くらい
 
 前に持っていたコンポが壊れてしまってから
 目覚まし程度のCDラジカセしかなかったので、彼女のアルバムを聞くときはそれに恥じぬコンポを買おうと、ずいぶん前から機種選定をしていたんです。
 |  暇な時に自分のCDを電気屋さんに持ち込んで、かったっぱしから聞き比べていました(笑)。
 5.1ch、MP3、DVDなど多機能化が進む中、この機種は機能を完全に絞込み、ただ音だけを追求しましたって感じのコンポです。
 
 CDとMD、ラジオにタイマー。必要最低限の機能だけしか付いていません。
 私にしてみればMDとラジオも取っ払ってもらった方が良かったんですけどね(笑)。
 その代わり、音はとってもGOODです。
 
 特に、この製品の特徴として前面に押し出してアピールしている振動減衰の早い素材によって生み出される音の「切れ」は他の製品より頭一つ抜き出ていました。
 それでいてこの値段ですからね、いつもなら1つに決められずあれこれ迷ってしまう私ですが、今回は迷うことなくこいつにしました。
 
 買ってきたFR-S7GXのセッティングを済ませ、さっそくオリビアのアルバム「a girl meets bossanova」を聴いてみました。
 
 聞いてみた感想は・・・・。
 う〜ん、アルバムの題名通りの曲調ってところでしょうか。
 たしかに彼女の歌声はとても魅力的です。大人の色香を感じさせる魅惑の歌声を「a girl 」と題したところに20歳の女性としての微妙な胸の内を表現しているのでしょうが・・・。
 
 すべての曲がやさしく語りかけるような曲調になってしまっています。
 ボサノヴァファンにとってはたまらないアルバムになるかもしれませんが、「あのシンガポール国歌を歌った時の感動をもう一度」と思っていた私にとっては残念な結果になってしまいました。
 これなら、シンガポール国歌をシングルで出してもらった方が良かったような(笑)。
 
 しかしこれは「シンガポール国歌の感動をもう一度」と思った人たちをあえて欲求不満しに、セカンドアルバムを買わせようとする販売戦略だったりして。
 今回は彼女の魅力的な声を前面に出したアルバムにして、次回は彼女の圧倒的な歌唱力を前面に出したアルバムにする・・・・期待してますよ!。
 
 
 
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