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2004年11月20日 オリビア・オン(Olivia Ong)
2004年11月17日 埼玉スタジアムでサッカーワールドカップ アジア1次予選 日本対シンガポール戦が行われた。

サッカーが大好きな私は放送開始の19時10分に合わせて食事を済ませ、部屋に戻ってテレビをつけると、ちょうど選手が入場する所でした。
「キックオフまであと10分くらいかかるな」
たかが10分ですけど、サッカーの試合前だとなんとなく落ち着ずじっとしていられない。
別に私が試合をする訳ではないんですけどね(笑)。

緊張を紛らわすため、軽く部屋の片付けなんかをしながら試合開始を待つ。
試合開始前のセレモニーが粛々と進み、シンガポール国家が歌われ始めた。

その歌声を聞いた時、片付け物をしていた手がはたと止まった。
女性の歌声。とても美しい歌声。
「誰が歌っているんだ」
テレビの画面を見るが、そこに映っているのは国家を斉唱する選手の姿。

国歌がさびに入る。彼女の歌声が心に響く。
感動するというのとはちょっと違う、心が歌声に共鳴するとでも言うのだろうか。
「琴線に触れるというのはこういうことか・・・」
心の震えを感じた。

シンガポール国歌だから歌詞は分からない。だけど歌声を聞くだけで、心がやさしく温かく癒されていくのを感じる。じっと聞き入っていた。何もかも忘れて・・・。

彼女の歌が終わり、会場が拍手で満たされた時、我に返った。
「彼女はいったい誰だろう」
歌う前に紹介があったはずだ。あわててビデオに目をやる。しかし録画はしていない。
「いつもなら録画しているのに・・・・」
キックオフ直前に録画を開始しようと思っていた、残念。

キックオフした後も彼女の事が気になる。
試合を見ながらインターネットで彼女の事を検索してみる。
「日本サッカー協会なら国歌を歌う人の名前が載っているかもしれない」
そう思って調べたけど、載っていない。
そのほかいくつかのキーワードで検索してみたけど、まったく分からず仕舞い。
「とりあえず、試合に集中しなくちゃ」
気になるけど、試合観戦に戻る。

試合の方は・・・・
2次予選に出ることが決まっているチームと、出られないことが決まっているチームの試合。
いまいち盛り上がりに欠ける。
しかし、シンガポールの方が気力も気迫も完全に日本を凌駕していた。

シンガポール代表はこれからと言う若手主体のメンバーらしい。
その若さが良い方へ良い方へと転がっていく典型のような試合。
力では日本の方が数段上でしたが、その姿はまるで命をかけて吠え掛かってくる猟犬に戸惑いながら立ち竦む熊のよう。

試合が日本の勝利で終わると、すぐにシンガポール国家を歌った女性の調査を再開。
インターネットで必死になって調べた結果、やっと彼女のホームページにたどり着く事が出来ました。

http://www.s2sj.com/artist/olivia.html

彼女の名前はオリビア(OLIVIA)。弱冠19歳。
その経歴を見ると、どうやらほとんど実績のない無名の歌手のようだ。

誰が彼女を今回の大役に推薦したのでしょう。
実績を見たら誰もがこんな大役を任せる気にはなれなかった事でしょう。
しかし、彼女の歌声を聞かされたとき、誰もが納得してしまった事でしょう。

サッカー場は音楽ホールと違って音楽設備も無ければ音響効果も得られない。
さらに歌を盛り上げてくれる演奏も無いアカペラでの独唱。
国歌は国を象徴するものであり、敬意を払うものである。
しかも歌う場は親善試合ではなくW杯予選。
並大抵の歌唱力では勤まらないし、生半可な者は選べない。
しかし彼女には、実績は無くともその大役を任せるに足るだけの実力があったという事。

すぐにでも彼女のCDを買うつもりでいましたが、まだ彼女自身のCDは出していないみたい。
でも、彼女ならすぐにでもメジャーデビューを果たすことでしょう。その時が楽しみです。

しかし、ウチには彼女のCDを聞くに値するレベルのオーディオが無い。
先日、壊れてしまって買い直したのがちゃちなCDラジカセ。
彼女がCDを出す前にそれなりのコンポを買わなくちゃいけないかな。
彼女の歌声に敬意を払うには、30万くらいの出費の覚悟は必要だね(笑)。


ファーストアルバム  プレシャス ストーンズ
セカンドアルバム TAMARILLO
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