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2006年7月16日 菌糸カワラ材の産卵終了
産卵セットにメスのオオクワガタを移してから約1ヶ月がたち、産卵も終了の日を迎えました。メスを産卵セットに移してからは、2週目に一度中を覗いただけ。全員がエサも食べずに一心不乱に産卵木を削っているのを確認したあとは一度も中を確認してません。

心配になって毎日のように中を覗いていたド素人の頃に比べると、ちょっと余裕のベテランの境地です(笑)。

今回の産卵セットは、人工カワラ材と、ホダ木を使用した普通の産卵材での比較実験をかねています。さて、いったい産卵セットの中はどうなっているのでしょうか。

ワクワクしながら最初の産卵セットのフタを開けると、メスのオオクワガタがお出迎えしてくれました。

ゼリーを見るとちょうど食べ始めたような感じ。

産卵開始から1ヶ月たち、一区切り付いたので、栄養の補給を始めたところだったようです。

労せずしてメスを回収できました。
ちょっとラッキー。

さて、産卵材の方はどうなっているでしょう。

写真上にあるのが人工カワラ材。右下にあるのがいつも使っているホダ木の産卵材。

ホダ木の方はいつもの感じ。本体や側面に縦穴がいくつもあいていて、産卵されていそうな香りがプンプンです。

しかし、カワラ材のほうは穴が1つあいているだけ。長さも短く縦に繋がる坑道にはなっていないようです。側面のマットにも穴をあけた形跡はありません。

1セット目

カワラ材

ホダ木
深さが無い穴が1つあいているだけ。
側面に作業用の坑道も無し。
本体だけでなく側面にも作業用の縦
穴がいくつもあいています。

2セット目

カワラ材

ホダ木
周りのマットを掘った形跡はあります
が、カワラ材自体は無傷です。
本体に2本、側面に1本の坑道が見
られます。

3セット目

カワラ材

ホダ木
こちらのカワラ材はまったく無視。周
りのマットを掘った形跡すらなし。
側面にある4本の穴が本体に向かっ
て斜めにあいています。

4セット目

カワラ材

ホダ木
周りのマットを掘った形跡は多少見ら
れますが、カワラ材は無傷。
本体及び側面から縦穴があけられて
います。

う〜ん、写真を見る限りでは人工カワラ材がメチャクチャ不利な状況になっています。

ただ菌床産卵の時、外見はあまり削られた様子が無かったにもかかわらず、内部に上手く坑道を掘って産卵していました。オオクワガタにとって菌糸カワラ材と菌床は似たようなものですので、もしかしたら菌床産卵と同じような手法で産卵しているかも知れません。

今いくら考えても推測の域を出ませんので、1ヶ月後の割り出しまで待つしかないようですね。
菌糸カワラ材の一発逆転劇はあるのでしょうか、とても楽しみです。

そうそう、もう1つ産卵セットが残っていましたね。
ペアリングから産卵まで、長期間あいても産卵可能なのかどうかを調べるための産卵セットです。1年前にペアリングしたメスのオオクワガタが産卵セットに入っています。
さて、産卵木はどうなっているでしょう。

「ありゃ!」

なんかメチャクチャ良い雰囲気に削られているではありませんか。実はまったく期待していなかっただけにちょっとびっくり。

「もしかして産卵したのか?」

産卵していたのなら、どこかに幼虫がいるかもしれません。慌ててケースを持ち上げて、底や側面に幼虫がいないか確認する。

しかし、残念ながら幼虫の姿は確認できませんでした。

「ちょっとだけ割り出してみようか・・・・」
好奇心から来る言いようの無い誘惑に打ち負かされそうになりましたが、ここはじっと我慢。
なんていったって冒頭で述べた通り、私はもはやベテランの境地ですからね(笑)。

1か月後の割り出しがとても待ち遠しいです。

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