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2006年6月4日 気を取り直して
低温飼育の失敗に打ちひしがれる毎日を送ってまいりましたが、その汚名を挽回できる・・・?、いや、名誉を返上できる・・・??、とにかくリベンジできる季節がやっとやってまいりました。

低温飼育は確かに失敗に終わりましたが、大分類に当たる〈成長期、成熟期〉と〈高温、低温〉の組み合わせの中のひとつの選択肢が、どのような結果にたどり着くのかを確認できたのは、ひとつの収穫ではあります。

2年1化の幼虫たちは、臥龍のごとく菌糸ビンの中で時の到来を静かに待っておりますが、
今年は1年で羽化した個体が大半を占めました。

低温飼育の個体は60ミリを割り込むものもチラホラ(-_-;)

そんな中でも、通常飼育では70ミリを越える個体が多く、2年1化への期待が高まります。

去年、この季節にペアリングを始めた所、温度管理が非常に楽で、とてもスムーズにスケジュールが進行いたしましたので、今年のペアリングもこの時期にと心に決めて、早くペアリングしたい気持ちをぐっとこらえておりました。

「さて、今年は何組ペアリングするかな」
毎年悩む問題。菌床ブロックをまとめ買いすれば、1頭にかかる飼育費用はそれほどでもありませんが、やはり菌糸ビンを作る手間と交換の手間はバカになりません。

去年は4ペア100頭を超える大所帯でした。
今年はもう少し少なめにして・・・・・。

と、思ったのですが、やっぱり4ペアです。

いろいろと試してみたい事があるので、それらに割り振る幼虫の数を積算すると、どうしても100頭くらいは欲しくなっちゃうんですよね。

それに菌糸ビン交換の苦労より、割り出しの興奮のほうが勝っちゃって(^_^;)

オスが2頭、メスが4頭。オスは期待の1頭だけにしたかったのですが、我が家のエースだけに、あまり無理をさせて故障でもされたら大変ですので、2頭立にしました。

メスをオスのケースに移動させてペアリングの開始です。

1頭目の移動が終わってペアリングケースを温室内に。そして2頭目の移動も終りエサを取り替えてペアリングケースを温室内にしまおうと温室の扉を開けると、なんと最初に移動させたペアが交尾をしていました。

温室の扉を閉めていたため、中は暗かったのですが、2頭目の作業をしている間に、交尾を始めてしまうなんて、よっぽど恋の季節を待ち焦がれていたんですね。

扉を開ければ光が差し込みます。
いきなり明るくなったので交尾は中断してしまいました。

「邪魔してごめんね」
邪魔ついでに写真を撮った後、そっと温室の扉を閉めておきました。
仲がよさそうで何よりです。

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