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小物の撮影(道具編)


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2005年8月30日
室内でのフラッシュ撮影って難しいですよね。
ちょっとした小物をホームページで紹介する時、机の上に置いてフラッシュで撮影するのですが、
品物がフラッシュでてかってしまったり、逆に背景が暗くなってしまったり。

ホームページを始めたころは掲載する写真を何度も何度も撮り直して、一枚一枚丁寧に掲載していたんですが、最近は1発撮って即掲載という手抜きが横行してしまいまして(^^ゞ
FZ5の購入をきっかけに「これではいけない」と一念発起、遅まきながら室内での小物撮影の技術を確立すべく、実験を始めました。

まずは道具から。
今までは狭い机の上での撮影がメインでした。
理由は簡単。机には照明が付いているので、照明のセッティングがいらず楽だから(笑)。

その手抜き根性を払拭すべく購入したのがこれ。
96センチX70センチのブラインド。

ブラインドといっても透けてしまうほど薄いポリエステルの一枚布にプラスチックのバーが付いただけのものです。
もちろん100円ショップでの購入です。

ベッドを利用してブラインドをスロープ状にセッティングし、撮影時の背景にします。撮影対象が小さい場合はブラインドの上に画用紙を置いて撮影する予定です。

上下に付いたプラスチックのバーが思ったより重く、しっかり重石の役割を果たしてくれるため、ブラインドがしわにならずきれいに張れてとてもいい感じです。

そしてもうひとつ重要なのが三脚。そう、今まで三脚も持っていなかったんです。いかに手抜きの撮影が多かったかお分かりいただけた事でしょう。反省しております。



今回買ったのはこれ。
「KING 超小型フォトメイトスリー3段三脚(卓上型三脚)」 1200円位。

床にじかに置く撮影がメインとなるため、ローアングルでの撮影が可能な三脚としてこれを選びました。最低地上高は10センチ、最大で28.5センチです。

足を広く開いて地上高を低くする三脚はいくつかありましたが、この三脚は、開いた足を最大(上の写真)から最小(下の写真)まで胴体のネジ(黒い部分)で無段階に調整できるようになっています。

伸ばした足もストッパーでしっかりロックされ、指でストッパーを押し込まない限り足が引っ込まない構造になっていますので、カメラの重さで勝手に足が引っ込んでしまう事も無く安全です。

低価格のポケット三脚の中では、頭一つ抜け出た機能を持った三脚だと思います。

ちなみに、三脚の背景は先に出てきた100円ショップで買ったブラインドです。被写体が大きいためブラインドの長さが足りず、なだらかなスロープができなかったので、床と壁の境目ができてしまいましたが、100円にしてはなかなかのものでしょ(笑)。

ブラインドをスロープ状にしてその上に画用紙を置き、カメラを三脚にセットして撮影開始です。

まずはこれ。オート中のオート。
初心者専用の「簡単モード」です。

ホワイトバランスからシャッタースピードまで全部カメラにお任せ。カメラにお任せすればそれなりの写真が撮れると思うんですけど、最先端の科学をもってしても、この程度みたい。

真っ白なはずの画用紙がねずみ色になってしまい、全体的にどんよりと暗い(^_^;)

これはどう考えても光が足りない。
「ならば光を補いましょう」
という事で、ちょっと気合を入れて写真を撮る時にやっているのが下の方法です。

そびえ立つ2つの塔。何だと思います?。
実はこれ熱帯魚の水槽用の照明です。
60センチの水槽用ですので、長さが60センチあります。
そして18ワットの直管蛍光灯が2本入っています。

18ワットの蛍光灯が計4本。

これくらいの明るさになれば全体が明るくなり、画用紙も白く輝くように写せます。

でもね、これって結構大変なんです。
水槽にセットしてある照明をはずして、配線しなおして。

直立しているように見えますけど、実はとても不安定で、
写真のように底に板を挟んで安定させています。

撮影に夢中になってちょっと手が触れただけで簡単に倒れてしまいます。コードを足で引っ掛けようものなら、撮影現場は廃墟と化します(笑)。

「何かもっと手軽に使える照明は無いものか・・・・」

いろいろ探し回りました。きちんとした台の付いた蛍光灯が第一候補でしたが、やはり配線コードが何かと不便。かといって乾電池式のライトでは光度に問題があるし、電池の寿命を考えるとゆっくり撮影もできない。

そんな中、すごいものを発見してしまいました。

モーリス ヒカル小町 Di 1個 3500円くらい。

いわゆる外部フラッシュ(ストロボ?)というやつです。
でも、ウチのカメラには外部ストロボを取り付ける金具(ホットシューと言うらしい)が付いていない。

だから外部ストロボの使用はあきらめていたのですが、こいつはなんと、カメラのストロボに反応して一緒に発光するらしい。

そう、ホットシューが付いていない安物のデジカメの外部ストロボとして使用できるように開発されたものです。
タバコ程度の大きさで、電源は単三電池2本。

まさに私が望んでいた手軽な光源です。

カメラ本体のフラッシュに同調して発光する機能を「スレーブ」と言うそうです。
スレーブ式のストロボは他のメーカーからも出ておりましたが、どれもホットシューに取り付けるための金具などが付いていてる物ばかり。その点「ヒカル小町」はホットシューなどは完全に無視。その代わり床に直接置く事を想定した平面の多面カット。ホットシューが無いデジカメを愛用している私にとっては、かなり泣けるお話です。

「ヒカル小町」には他にもいろいろなライナップがありますが、充電式の電池を使えるのは基本的にこの「Di」だけのようです。バシバシ撮ってあとで好きなのを選べるのがデジカメの良いところですので、「ヒカル小町」も充電式の電池が使える「ヒカル小町 Di」にしました。

光量は「HIGH」と「LAW」の2種類に、プラスチックで出来たすりガラスのような物を着脱する事によって、
4段階に調整できるようになっています。さらにプリ発光にも対応していて、ノーマルモードとプリ発光モードの選択が可能です。

そして、もうひとつ付いていたのが三脚用のネジ穴です。

近くのカメラ屋さんで売っていた、おもちゃみたいな三脚を取り付けてみました。ひとつ350円。

実はこの三脚、ポケット三脚を探しに行った時、目に止まって以来とっても気になっていたんです。

「こんなクニャクニャの三脚じゃ、カメラの重さに耐えられそうもないし、何に使うんだろう」

まさか自分で自分の疑問に答えを出す事になろうとは・・・・(笑)。

とりあえず今回はここまで。「ヒカル小町 Di」のインプレッションなどは後ほど公開したいと思います。
これで小物の撮影がかなり手軽になること間違いなし!。

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