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2007年10月8日 Vostro(Windows Vista版)のメモリ増設
スリープモードにもすっかり慣れて、メールソフトもインターネット閲覧ソフトも、時にはホームページ作成ソフトさえも立ち上げっぱなしの自堕落なパソコンライフを送っております(^^ゞ

パソコン作業を中断する時に、セーブしたりウィンドウを閉じたりしなくても良いというのは本当に楽です。しかも作業再開の時は、その状態がそのままたったの5秒で再現される訳ですから、とっても快適。

それもこれもみんな「スリープモード」と「Windows SuperFetch」のおかげ。
しかし、その「Windows SuperFetch」でちょっと気になる事があります。

「Windows SuperFetch」と言うのは私の行動を学習して、私が使うであろうソフトを事前に予想し、そのソフトをメモリ上にキャッシュさせておくという機能。しかし、いくらその機能がすばらしく、いくらその予想が当たったとしても、キャッシュさせるメモリが不足していたんでは何の役にも立ちません。

このパソコンのメモリは1GB。

立ち上げ直後のメモリ状態を見てみると、すでにシステムが500MBを使ってしまいますので、残りは大体500MB。

それをインターネット閲覧ソフト、メールソフト、ホームページ作成ソフト、画像加工ソフトで分け合いながら使っている状態ですので、とても予想したソフトをキャッシュする余裕などない状態です。

実際、ホームページの更新作業中に画像ソフトを立ち上げて、ホームページ用の写真を何枚か加工していると、1GBのメモリを使い切ってしまう事があります。

1GBのメモリのうち940MBを使ってしまっています。

「キャッシュ済み 185」と書いてあるのが、たぶん「Windows SuperFetch」が予想してキャッシュしている部分なんでしょうけど、メモリ容量が185MBでは如何ともしがたいです。

「これじゃあ、宝の持ち腐れだよなぁ」

予想が正しくても実行できなければ何の意味もありません。

どうすれば良いか・・・・答えは簡単、私が普段使っているソフトを全部開いたとしても、まだ余りあるメモリがあればいいんです。そうメモリの増設。単純にして唯一無二の解決策です。
しかし、このパソコンは1年で買い替えるつもりで買ったパソコン。そこまで手を加えたんでは最初の構想から逸脱してしまいます。

でも、そんなの関係ねぇ〜♪

Vostro(ボストロ)というパソコン、そしてVistaというOSにほれ込んで、やってしまいました無駄遣い(^^ゞ

I-O DATA(アイ・オー・データ) 
デスクトップPC用メモリー 
PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GBx2枚組

DX667−1Gx2

DELLは正規品以外との相性があまり良くないと言う噂がを聞いていたので少し不安でしたが、DELLと言っても中身はIntelですので、何とかなるだろうという見切り発進。
前のDELL製パソコンも、市販のメモリを増設しても大丈夫でしたからね。

スリープモードばかりだったパソコンを、久しぶりにシャットダウンしてメモリ増設作業開始。
1番と3番のコネクタに512MBのメモリが1枚ずつ挿してあったので2番と4番に新たに購入した1GBのメモリを挿して作業完了。あとは運を天に任せて電源を投入するだけです。

電源投入。「ジジジ・・・」と音を立ててハードディスクが動き出す。
「ビービー」というビープ音が今にも聞こえてきそうで耳をふさぎたくなる気持ちを抑えつつ待つこと1分弱。見事Vistaが立ち上がりました。

「良かった」

ある程度の勝算はありましたが、もし失敗したら1万円以上の投資が無駄になるだけでなく、今後ずっと1GBという窮屈なメモリ容量で我慢しなくてはならなかったと考えると、「うまく行ってくれて助かったぁ〜」というのが正直な気持ち。

システム情報でメモリが増えている事を確認し、メモリが「デュアル・チャネル」で正常稼動している事も確認。これで今までの1GB(512MBx2)から、2GB(1GBx2)増えた事になり、メモリは一気に3倍の3GBになりました。

これだけあれば「Internet Explorer」もメールソフトも「ホームページNinja」も「Adobe PhotoShop Elements 2.0」も、全部いっぺんに開いたとしても、まだまだメモリ容量に十分な余裕があるでしょう。

これで私のパソコンは「Windows SuperFetch」の機能が完璧に機能する、完全無欠のパソコンへと生まれ変わりました。ワッハッハッハッハァ〜。

って、最初の「1年買い替え構想」は、どこ行ったんだ(^_^;)

グラフィック表示の「540MB」が現在使われているメモリ。
立ち上げ直後ですので、ほぼシステムのみ容量です。

「合計 3060」がメモリ3GBの意味。

そして「キャッシュ済み 2524」が「Windows SuperFetch」が予想してキャッシュしたもの。

スリープモードではなく一度シャットダウンしてメモリ上をクリアにしてから再立ち上げすると、「キャッシュ済み」が0になり、その分「空きメモリ」が増えています。

しかしそこから「Windows SuperFetch」が活動を開始し、今までの学習を元にアプリケーションソフトをどんどんメモリにキャッシュしていきます。

すると、2500MB位あった「空きメモリ」の数字が見る見るうち2桁台まで落ち込み、逆に0MBだった「キャッシュ済み」は2500MB近辺まで増えていきます。

もし「Windows SuperFetch」の予想が外れて、私が別のアプリケーションソフトを起動したとしても、予想してキャッシュしたソフトに上書きしてしまえば良い訳ですから、「空きメモリ」を残しておく必要はない訳です。

通常、メモリに上書きする時は、上書きされる部分をページアウトしなくてはなりませんが、単なる予想でキャッシュしただけの領域ですので、上書きするのにページアウトする必要はありませんもんね。

時間のかかるページアウトという作業なしに上書きできるんですから、メモリがある分だけ予想してキャッシュしてしまえという訳です。「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」の言葉通り、キャッシュするソフトが多ければ多いほど、予想が当たる確率も高くなるというもんです。

「キャッシュ済み」のアプリケーションは、スリープモードに移行しても保持されますが、シャットダウンすると消えてしまいます。一度消えてしまうと0MBからキャッシュをやり直す事になりますので、Vistaはスリープモードで使い続けないとその能力を十分引き出す事ができないようです。

逆に、ずっとスリープモードで使い続ける限り、どんどん学習して進化し続ける、自分仕様の無敵のキャッシュメモリが手に入る事になります。

そう、Vistaの「スリープモード」と「Windows SuperFetch」が同時に機能すれば、そのパソコンは「Windows XP」など足元にも及ばないような、別次元のパソコンへと飛躍的な進化を遂げる訳です。

合計メモリが1GBの時は、大体720MB程度の使用メモリで動いていたVistaですが、合計メモリを3GBに増やしてからはアイドリング状態で820MB、作業時には1GBを超えるような状態がずっと続いています。

合計メモリが少ない時はVistaも遠慮して、あまり多くのメモリを使わなかったようです。

しかし、有り余る合計メモリを前にVistaも羽目をはずして楽しんでいるようです。とはいっても、今までの最高は1.5GBでしたので、Vistaを使うなら2GBで十分という事かな。でも、2GBでは「Windows SuperFetch」が予想で使えるキャッシュが500MB程度しかなくなってしまうので、やはり3GB位あったほうが良いのかな。

逆に言えば1GBでは、ホームページの更新中に、ホームページに載せる写真のトリミングをするぐらいの作業でも、メモリが不足してしまうといった感じです。

3GBにすれば、作業用に1GB、そして「Windows SuperFetch」の予想したアプリケーションソフトのキャッシュに2GB。

Vostroスリムタワーの限界値の4GBにすると、作業用に1GB、そして「Windows SuperFetch」の予想したアプリケーションソフトのキャッシュに3GB。

まあ、多いに越した事はありませんが、DELLのカスタマイズで1GBx2にすると、めちゃくちゃ高くなってしまいますし、かといって付属してきた512MBx2を捨ててしまうのも、もったいないですから、結果的に付属のデュアル・チャネル512MBx2を生かす形で、残り2つのソケットに1GBx2を増設したデュアル・チャネル3GBというのが、容量的にも金額的にも一番バランスの取れた選択ではないでしょうか。

しかし、予想に反して使い勝手の良いVistaと、予想以上に安く手に入った高性能パソコンVostroのせいで、予想外の出費となってしまいました(^^ゞ

最大待ち時間5秒。これをはるかに凌駕し、数万円単位の出費に値する、魅力のあるパソコンが出現するまでに何年かかるでしょう。多分、この操作性能ならあと4、5年は十分使えそうな感じ。

ならば、この際、長期使用も視野に入れて、グラフィックボードも増設しちまうかぁ〜(笑)。
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