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2008年5月25日 イモリの飼育
アクアテラリウムの水槽立ち上げから2週間がたちました。

水槽の様子はというと、こんな感じ。

蛍光灯は2灯、二酸化炭素の添加もなし、その上、植えている水草は成長の遅いものがメインとなれば、たった2週間では、そう代わり映えしませんよね(^^ゞ

代わり映えどころか逆に、左側に植えてあるレインキーが、新芽を出すために古い葉を落としたため、ちょっと寂しくなっちゃったりしています。

しかし、陸地に目を向けると、そこは2週間前とはまるで違った様相になっています。

陸の上にポンと乗せただけのウィローモスがしっかり活着し、鮮やかな緑の新芽も伸びて、まるで緑のじゅうたんの様。

もっと新芽が伸びれば、ウィローモスの水上葉で覆い尽くされた、美しい緑の陸地が出来上がる事でしょう。あと2週間ぐらいかな、とても楽しみです。

さあ、このアクアテラリウムの主人公の登場です。

なんだか分かります?。

アクアテラリウムにふさわしく、水の中を主な生息域としながらも、時には陸にも上がる生き物。

背中が黒く、お腹が真っ赤。トカゲのような形をしていますが、爬虫類ではなく両生類。

そう、皆さんもう、お分かりですよね。

「イモリ」。正確には「アカハライモリ」です。

今回はアクアテラリウムでアカハライモリを飼育しながら、イモリの生態について調べてみようと思います。

アカハライモリは子供の頃、何度か飼育した事があります。当時、ペットショップに行けば1匹100円で手に入る、とても身近な生き物でした。とは言うものの、当時の小学校低学年生にとって100円はかなり高額でしたので、おいそれとは買う事ができず、実際に購入して飼育したのは、たぶん2,3回ぐらいだったと思います。

ペットショップに行けば身近な生き物でも、埋立地の池に行けばただで捕まえる事ができたヤゴやザリガニ、カエルなどに比べると、なかなか手が届かないちょっと高価な生き物って感じ。

カブトムシなどはイモリよりずっと高価でしたが、田舎に行けばいくらでも捕まえる事ができましたから、捕まえる事が難しいイモリは、ゲンゴロウなどと並んで、ペットショップではいつもあこがれの存在でした。

当時、大金とも言えるお金を払って購入したアカハライモリ。ところが肝心のアカハライモリを飼育した記憶がほとんどないんです。たぶん、水槽に金魚藻などの水草を植えて、その中で飼育していたと思うのですが・・・。フタをしていなかったなどという単純な理由で、すぐに逃げられてしまったのかなぁ〜(^^ゞ

と、いうわけで、今回は飼育していたけど飼育していた記憶がほとんどなく、アクアテラリウムを立ち上げるたびに、一度は飼育してみたいと思っていた「アカハライモリ」のアクアテラリウム。

名付けて「アカハライモリ・アクアテラリウム」という、なんとも長い題名の飼育日記の始まりです。

「イモリなんて、今でも売っているんだろうか?」

さすがに私が良く行く大人なアクアショップでは、イモリなんてものは売っていませんでした。
2週間前、アクアテラリウム水槽を立ち上げてから、それとなく近くのペットショップなどを覗いて、売っているかどうか調べてみたのですが、結構どこのショップでも普通に売っているんですね。

ホームセンターをはじめ、大体300円が主流でしたが、そんな中、ウチから一番近い商店街のペットショップで1匹200円で売っていましたので、そこで購入する事に。

「すみません、イモリください」
「はい、イモリですね、何匹にしましょう?」
「う〜ん」

「ペアでください」と言いたい所ですが、アカハライモリの雌雄の見分け方なんて、ペットショップのおじさんが知っているわけないし、私も尻尾が違うという漠然とした情報しか持ち合わせていません。2匹の場合ペアにならない可能性が高い。となると3匹か?。3匹ならオスだけ、メスだけになる確率は25%。4匹なら12.5%。

「う〜ん、4匹」

今の私は1匹100円のイモリが高価で手が出なかった小学生ではありませんので、確実にペアが作れるよう、財力に物を言わせて大人買い(笑)。

ペットショップのおじさんが、イモリが入った20センチぐらいのプラスチックケースのフタを取ると、そこにはびっしりとイモリが詰まっていました。真っ黒な背中に所々見える真っ赤なお腹。
これだけ密集して沢山いると、色彩が色彩だけにかなりグロイ。こいつをこれから飼育するのかと思ったら、ちょっと後悔なんかしたりして(^^ゞ

でも、1匹1匹、じっくり観察してみると、それなりにかわいいもんなんですよ・・・って、かなり意見が分かれる所ではありますが(^^ゞ

形はカナヘビに良く似ていますが、動作はそりゃもうカナヘビに比べれば、まるでスローモーション。

のったりのったり、ゆっくりゆっくり、何事にも動じずマイペース。

カナヘビみたいに、沢山の人にとって身近に生息している生き物ではないので、なかなか共感が得られそうにありませんが(^_^;) 何はともあれ、アカハライモリの飼育の始まりです。


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