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2002年06月10日 3HIT1GET 3:30〜8:30 大潮 満潮3:52 

<ボートシーバス 編>

問題。
「一人でボートをチャーターしてシーバスフィッシングを5時間しました。かかったお金は?」

東京湾でシーバスボートを経営なさっている方はたくさんいらっしゃると思います。
でも、サラリーマンからするとかなり高額な料金。
2万円〜3万円位?。一人でチャーターしたら4万円位?。

答え。
「千円」

正確に言うと、次回使える千円分の割引券をもらっちゃったから実際は「タダ」

もちろん、いつもタダってわけではありません。今回は1匹しか釣れなかったから。
船長のタムラさんは「最近、魚の入りが悪いから低料金での出船が多くて・・・」
と嘆いておられました。
正規の料金でも「一人13000円/5h」と超格安で人数が増えるともっと安くなります。

シーバス、黒鯛専門。チャーター&乗合ボート 「福の神」

釣れなくても正規の料金を取るのが当たり前のチャーターボートでなぜ、こんな料金システムにするのか?。

それは多分、タムラさんが元々漁師だったからだと思います。
「魚を獲ればお金になる。魚を獲らなければお金にならない。お金を得るには魚を探す。」
そうやって生活してきた漁師としてのプライドが、そうさせるのだと思います。
そして、そのプライドが「今日は魚の入りが悪かった」なんて言い訳しながら料金を取る事を許さないのではないでしょう。

「べらんめ〜〜、今日は釣れなかったから御代はいらないよ!」
なんて感じの頑固オヤジを想像してしまいますけど、全然違うんですよ(笑)。
とっても気さくで、とっても朗らかで、とっても面白い人。そしてなによりお客さんを大事にする心遣いが良く伝わってきます。お客さん一人一人に良い思い出を・・・そんな「一期一会」の精神を常に持っていらっしゃるのでしょう。

普通なら5時間で1匹しか釣れなかったら、船中なんとなく重い雰囲気になっちゃうでしょ。
でも、全然そんなこと無くて楽しい時間を過ごせるのもタムラさんのお人柄のおかげなんでしょうね。
こいつが唯一の釣果。
NJ−85をスローで引いていてストラクチャーの際でHITしました。ファイトの途中でブチッと身切れしてしまって一瞬ばらしたと思いましたが、切れたのはフロントフックだけでテールは喉の硬い部分に掛かっていたためなんとかランディング出来ました。
おかっぱりと違ってボートだと足元が安定しない。
シーバスが動いていてボートもゆれるとシーバスが今どっちを向いてどっちに移動しているのか分からなくなってしまうことがしばしば。
それで、ばらす確率がかなり高くなってしまっていました。

その点を改良すべく新しいロッドを購入。・・・・また買ってしまった。アホと呼んで(笑)。
ブルーダーBS602UL。
そう、ウルトラライトです。シーバスの方向を見失った時間をロッドに頼ってしまおうという作戦。ルアーウエイトは1/16〜1/4OZ。とても湾奥で使う9cmクラスをキャスト出来そうにありませんが、そこはダイコー10g前後のルアーをしっかりキャストできます。

ただ、飛距離はかなり落ちます。BS602MLの2/3〜1/2程度。ストラクチャーに近付けるボート用としては使用できますが、陸からだとちょっときついかな?。方向性はBS602MLとほとんど変わりませんが、コントロールキャストではなく常にフルキャストになってしまったので、思ったところに落とせずかなりストレスを感じました。

パワーは・・・・1匹しかつれなかったもんで・・・・・。
次回7月にボートの予約を入れましたのでそのときファイト中にへし折ってご報告いたします(笑)。とりあえず50クラスなら大丈夫。

バラシの一つ目はショートバイト。
竿先1m。ルアーが見えるところで不意にシーバスがルアーに食いついた。
シーバスが口をあける。ルアーがものすごいスピードでシーバスに吸い込まれる重みがロッドに伝わってくる。そのとき「シャーン!」っとタンバリンをたたくような「音」がロッドに伝わる(ルアー本体とフックやウエイトがぶつかる音)。
シーバスが反転。あわせを入れるがシーバスの重さはまったく感じられなかった。ショートバイト。

はっきり見えたわけではないが、ものすごいスピードで吸い込まれていくルアーが、まるでつっかえ棒のようにシーバスの唇に激突したって感じだった。魚ならそこで体が曲がって呑みこまれてしまうんだろうけど、ルアーは曲がらないから呑みこめない。ショートバイトの正体の1つを目の当たりにしたようでちょっと興奮してしまった(笑)。

もう1つのバラシは船長のタムラさんがHITさせた後、ファイトを私にやらせてくださった魚。
いきなりロッドを渡されてビックリしたけどそこは落ち着いてファイト・・・・のつもりがリールが無い!。そんなわけない(笑)。ビックリして手元を見るとなんとハンドルが逆。右手の方にハンドルがついている。

慌てて左手にロッドを持ちかえるんだけど感覚が全然違う。魚の大きさ、位置、動いている方向、全然分からない。ドラグは硬く閉められているしロッドは硬いからシーバスの突込みで身切れ直前!。

その瞬間、頭の中でひらめいたものが!。
「タムラさんはレバーをフリーにしてファイトするんだ!」
リールのハンドルを放すとハンドルが逆回転しだして間一髪身切れを回避。

なんだかんだで、シーバスが浮いてきてタムラさんは網の用意。
私もロッドを水平にして右手を腰にあてて余裕のポーズ・・・・と、その瞬間ラインテンションがフッと無くなる。どうした?。慌ててロッドを立ててラインテンションを保とうとするんだけど全然だめ。更にロッドを頭の上いっぱいにあおったところで思い出した「ハンドルが逆回転している!」

魚が泳ぎ出す。タムラさんが網で追い駆ける。ハンドルをつかもうとリールを見上げた瞬間、タムラさんの悲鳴が・・・・・。魚は逃げていってしまいました。
「ルアーが網に引っ掛って・・・・」ってタムラさんが言っていたけど、あれは明らかに私のミスでした、ゴメンナサイ。
最後にどうしても書いておきたいことが1つ。
今日、偶然ルアーを1つ拾った。サラナの半透明のどぎつい赤のやつ。
このルアーについていたフックはバーブレスだった。
今までたくさんのルアーを拾ってきたけど、1度だってバーブレスのルアーを拾ったことが無い。初めて拾ったバーブレスのルアー。
しかも、カエシをつぶしたものではなくがまかつのトレブル19を使っていた。
なんかしんないけど、とっても晴々とした気分になった。

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