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2001年10月19日 3HIT1GET 21:30〜22:30 大潮 満潮17:57 

<鱸 釣り 編>

今日はちょっと用事があって、いつもより遅めの釣行。いつも通りだったら満潮からの下げでとっても期待できたのに残念。しかも今日は金曜日だから先行者が多いかも。

まずは、京浜島。いつものポイントにつくとやっぱり先行者が。狭いポイントだからあきらめて次のポイントに向かうがこちらも先行者に占拠されていた。どこに行ってもだめみたい。

京浜島をあきらめて周辺部に移動するが、移動した先にも先行者、こりゃだめだ。

「岸壁ねらい」これしかないみたい。明暗部や台船周りには先行者がいるので仕方ない。
薄暗くて、何の変哲もない岸壁のキワねらい。ストラクチャーといえばストラクチャーなんだけど、変化に乏しくて退屈であまり好きではない。いつもならあきらめて帰る所だが、2日も雨にたたられて出撃できなかったので、1本ぐらいは釣ってから帰りたい。

早速、実釣開始。

NJ−85を岸と平行にキャストする。デッドスローで引いてくる。ラインを巻き終わったら10mくらい前進。これを延々くり返す。単調なまでの単純作業(笑)。でも、たまにステイさせたりトゥイッチを入れたりするとHITしそうで結構スリルを味わえる。

開始から10分経過。

デッドスローで引いていたNJ−85にHIT。が、ちっちゃい。プルプルを何度も繰り返してルアーをはずそうとしている。私も一匹GETしたいから結構真剣(笑)。ファイトにつかれ浮かんできたのは30cmくらいのセイゴ。このまま引っこ抜こうか、もう少し弱らせようか迷っている間に水面で一暴れ。ばらしてしまいました(涙)。

また10分位してセイゴがHIT。
だがこいつはHITと同時にえら洗いしてルアーをはずしてしまいました。
なかなか基本に忠実なセイゴだこと!。多分、ルアーのはずし方をご両親にでも教えてもらったんだね(笑)。

「セイゴしかいないみたい。」
ちょっとあきらめムードが漂ったけど、それでも岸と平行にリトリーブを繰り返す。
「なんとか1本取りたい」その願いが通じたようにHIT。

食った後、いきなりヘッドシェイクを繰り返す。あわせるタイミングを見つけられなかった、まずい。ラインのテンションを保ってヘッドシェイクをひたすら耐える。鱸がヘッドシェイクをやめて突っ込んでいく。助かった!あそこでえら洗いされていたらきっとはずされていたね。フッキングを確認する感じで軽く追い合わせ(といっても初めてのあわせだけど・・・笑)を入れる。
ファイトを十分堪能した後、上がってきたのは49cm。
ま、ポイントがポイントですからこれでも十分満足。
時計を見たらそろそろ1時間経過しようとしていたし、潮もだいぶ引いてきてこの後期待薄なので今日はこれで終了としました。

・・・・・ここから先は「NJ−85」のインプレッションです・・・・・

X−80SWってとってもいいルアーですよね。小さいのにずっしりと重くよく飛ぶし、飛行姿勢もいいからコントロールもしやすい。それになんと言ってもその泳ぎ。スローで引くとなんとも言えない危なっかしい感じのローリングを繰り返す。背高のっぽにしてわざとバランスを悪くしたものを低重心に設定したオモリでバランスを取り直す手法がこの「おっとっと」と言いたくなるようなローリングアクションを生み出しているのかな?。それとも微妙な凹凸のせいかな?。
まあ、どちらにしろとっても良いルアーであることには変わりないよね。

でも、欠点が2つ。1つはとっても入手困難なこと。もう1つはリップがとても割れやすいこと。

リップを折る可能性のあるストラクチャーを攻める時はとっても勇気が要るよね、ホントはもっとタイトにガンガン攻めたいのについ弱気になって攻められない。そんなとき、X−80SWに変わるルアーがあったらいいなぁ〜っていつも思ってた。

1.5メートルラインにステイする鱸を狙えるシンキングタイプで8cm前後のミノー。
いろいろ試してみました。いろいろと言っても7種類くらいですけどね(笑)。

みんな良いルアーだったんですけど「X−80SWとどっちを使う?」って聞かれればやはりX−80SWになってしまうんですよね。ロストを恐れてX−80SWを温存しての釣行を重ねていると、全力を出していないような感じがしてストレスがたまるし、釣れないときの自分に言い聞かせる言い訳になっちゃったり(笑)。

X−80SWの泳ぎに近いものを探していたから、X−80SWを超える物なんて出てこない。
別にそう思ったわけではないんですけど、結果的にはそう言うことでした。

そいつの名前は「NJ−85」。シンキングではなくサスペンドタイプのミノー。
メーカーは「Bassday」。正式名称は「MOGUL JARKBAIT」なのに「MJ」じゃなくて「NJ」、変なの(笑)。写真でみるとちょっと似ているような感じしますよね、私も最初はX−80SWを意識して作ったのかな?って思っていたけど、全然別物でした。上がX−80SW、下がNJ−85。
持った感触はズシッと重たい感じ。ルアーを振ってみると、この重さはボディーの重さではなく移動するウエイトがかなりの部分を占めているのがよく分かる。と言うことは、キャストにかなりの期待が持てるということ。

では、まずキャストから。こいつは飛行姿勢がとっても良い。テールを前にして少し回転しながら飛んでいく。回転しながら飛んでいる様はちょうどバトミントンのシャトル。飛び出しの時にリップに空気抵抗がかかってヒュンって変化することも非常に少ないし飛距離も十分。ただ、着水時に水に弾かれる事がすごく多いのはどうして?。

ジャークが名前についているくらいだからとりあえずジャークをしてみる。
ブルブルブルッて感じでかなり大きなウォブリングを繰り返して一気に1mを超えるラインまで沈んでいく。レンジは合格。今度はロッドを立てて潜らせないようにジャークを入れる。50cmくらいのところをキープしているみたい、うまくやればもう少し浅いレンジをキープできそう。

ジャークのスピードをどんどん速くしていくけど、実用的なスピードでは水面から飛び出さない。それ程大きいリップではないのに水の掴みはとっても良い。飛距離と水の掴みを高いレベルで妥協させた良いリップみたいだね。もちろん強度も十分、ガンガンぶつけたって折れない。目玉は取れちゃったけど(笑)。

一番肝心な泳ぎ。はじめてスイムテストした時は正直言ってがっかりでした。
竿先につけて泳がせた感じはごく普通にみられるウォブリング、多少ワイドな感じのウォブリング。この泳ぎでは「このルアーじゃなくちゃだめ」と言う気にはなれない。どこにでもある普通のルアーだよ。

泳がすスピードを遅める。ウォブリングを繰り返す。遅いスピードでもしっかり泳ぐみたい。
もう少し遅くする。ウォブリングがローリングアクションに変わる。タイトで控えめなローリング。
さらに遅くする。よたよたとしたいい感じのふらつき。

なるほど、こいつはX−80SWではただの棒引きになってしまうような速度になって初めてよたよたと良い感じの泳ぎをするみたい。

私のリールの一巻きはだいたい70cm弱。
2秒/回転くらいでローリングアクションが始まり、3秒/回転くらいでよたよたといい感じの泳ぎが始まる。しかもサスペンド。1つのストラクチャーを超スローのストップアンドゴーでじっくり、まさにじっくり見せる鱸釣りが楽しめる。

ストラクチャーの先にキャストする。
ジャークを入れて鱸のステイしている1m強のレンジに送り込む。
2秒/回転の速度でタイトローリングさせ、ストラクチャーに近づけていく。
ストラクチャーのわきでポーズ・・・・食ってこない・・・・3秒/回転の速度で30cmくらいよたよたと泳がせてまたポーズ・・・・もう一度よたよたと泳がせた瞬間に「ゴン!」って感じ。(笑)。

X−80SWで狙うべき鱸を、ロストを恐れて代替のルアーを使うのではやっぱしっくりこない。でも、これならストラクチャーを前にX−80SWのローリングで食わすか、NJ−85のストップアンドゴーで食わすか、平等な選択が楽しめて戦略に幅ができる。

とはいっても、ストラクチャーのキワが好きなのに、キャストが下手な私にとってはNJ−85をキャストする機会の方が多いです(笑)。もちろん、息の詰まるようなストップアンドゴーの後の「ゴン!」というあたりがヤミツキになっているのも理由の1つですけど。

ちなみにフックはがまかつの6番に変えています。
よたよたの振りがちょっと大きくなっていい感じがするのが理由です。
サスペンドバランスを崩したくない人はそのままのほうがいいかもしれません。

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