HOME > シーバス > 釣りシーバス > 01年度シーバス釣行記

前へ 次へ
2001年10月13日 30HIT19GET 5:00〜14:00 中潮 干潮8:06

<シーバスボート 編>

今回は弟といっしょにボートです。ボートはもちろんタムラさんの「福の神」号(リンクあり)。
格安の料金で一人からでも乗合で利用できるし、二人以上集まればチャーターが可能です。
乗合でも最大定員を2人までとし、釣れる可能性が少ない場合はキャンセルを依頼するといった、お客さんをとても大事にするシーバス&クロダイのボートです。

弟とは、弟が小学生の頃よくいっしょにシーバスを釣りに行きましたが、それはもう20年くらい前の話。弟の経験と言えば、シーバスを釣ったことは無し。年に一回くらいのバス釣りでブラックバスを2匹釣っただけのド素人。そのうちの一匹は死にかけたブラックバスを引っ掛けたようでリリース後、プカプカ浮いているところを鳥にさらわれてしまったというおまけつき。

弟は11月に初めての子供が生まれる予定でなんです。
産まれてしまったら当分の間、釣りなんか行けないし、嫁さんが出産のために実家に帰っているこの時期にルアーフィッシングがしたいと言う願いをかなえるべく1ヶ月も前から予約を入れていました。

しかし、この秋の状況と言ったらまったくのだめ。
もちろん「福の神」のホームページでも魚がまったくいない状態でキャンセル続きの上、新規の予約さえ取っていない状態が続いてた。だから、今回はキャンセルということになるだろうって100パーセント思っていたら10日に台風のような豪雨、11日の釣行では1時間で6GET。少し期待して前日に打ち合わせの電話をいれてみる。

でも、状況はよくないらしい。午後からの釣行では絶望的とさえ言えるようだったが、午前中なら少しは期待が持てるらしい。午前中でお願いできないかと頼むと、友人との釣行をキャンセルしてOKしてくれた、感謝。

とはいうものの、キャンセルになると思っていたのでまったく準備していなかった(笑)。
出船が決まったのは20時。メインと予備のリールのラインシステムをショートロッド用に組み直したり、持っていくルアーや道具をそろえたり。弟が使うリールはラインをPEからナイロンに・・・ところがナイロンラインを切らしていて慌てて釣具店に買いに行ったり。
結局、寝たのは23:30。明日は3:30起き(涙)。

当日5:00新木場から出港。まだ真っ暗。
長距離を移動して、一番期待の持てる沖提に移動する。
タムラさん曰く、そこ以外はまったく釣れないとの事。他のボートがそこを攻める前に攻める。
「他のボートが着ていませんように」と祈りながら移動する。

途中、防波堤の角によって軽くキャストしてみることに。
潮があたっている面にキャストしてみるようにとタムラさんから指示がある。
もちろん、主賓の弟にキャストさせる。
緊張の第1投。
ルアーは見事にディップに絡み付きリールのラインはこんがらがっている(笑)。

実はボートに乗る前に、昼間にキャストの練習をした後、夜に実際に2、3匹釣ってみようって計画はあったんですけど、キャンセルになるだろうからって行かなかったんです。先が思いやられる。タムラさんご迷惑をおかけします。

ライントラブルをタムラさんに解消してもらってキャストするもまったく反応なし。
「まっ、通り掛りの防波堤だからね」っと弟がキャストしていない面に私が今日初めてのキャストをするといきなりHIT(笑)。

もう少し攻めてみたい気もしたが、先を急ぐ旅なので取り込んだ後すぐに移動。
移動中の兄弟の会話。
「ぼくに釣れない所に投げさせて、お兄ちゃんが釣れる所に投げたでしょ」
「何言ってるんだ、タムラさんがそっちの面が釣れるって言ったんだよ」
「タムラさんもグルだ!」(笑)。

一番期待の持てる沖提に到着。
夜は白みかけているが他のボートはまだ着ていないようだ、一番乗り!。
早々、キャストを開始する。
沖提に沿ってボートを移動させる。私達は船首に並んでキャストを繰り返す。

開始して1、2投で私にHIT。左舷に回ってファイト中にバラシ。
船首に戻ってキャストすると、1、2投でまた私にHIT。
ファイト中も弟はキャストを繰り返しているがまったく反応がない。
見かねたタムラさんが弟にレクチャー「あそこに向かってこう投げるんだよ」と投げたルアーにいきなりHIT、まるで三段オチのコント(笑)。

それでも、タムラさんがフックアップした後のロッドを受け取り、ファイトを楽しんだ後、人生初のシーバスをGET。

>弟からのクレーム
この時のシーバスはばらしてしまったそうです。その後もばらして、結局釣り上げたのは3匹目との事。弟にとっては人生初のシーバスだったので写真を取ろうと思ったのに、セイゴクラスだったのでタムラさんはそのまま海に返してしまったそうです(笑)。
以上。

が、運命は大きく変わりつつあった・・・・。

わたしのNJ−85にまったくあたりがなくなり、弟のラパラCD9(B)に連続HIT。
まったく立場が逆転。ファイト中も私はキャストを繰り返すが、取り込んで帰ってきた弟が2、3回キャストするとすぐにヒットする。
試行錯誤が始まる。レンジを下げてみる。まずはスレッジ。
「こいつは、なかなか手に入らないルアーで・・・」なんてキャストしながら弟に説明していると弟にHIT。
ちっ、次は上げてみる。ナイトレイド。
「こいつは今年の春、爆釣したルアーで・・・」話の途中で弟にHIT。ファイトをしに左舷に移動していく。
カラーが違うんだ!。X−80SWのクルージングブルー。
「こいつは、抱き合わせで・・・」弟にHIT。
ラパラと同じレンジをキープルすようにX−80SWやNJ−85をキャストするが結果は同じ。

まったく、うそみたいなホントの話。
連続して5回、多分伝説のラパラ神話として「福の神」で語り継がれる事でしょう。
タムラさん、実名入で語り継がないでね(涙)。


洗練された湾奥フィールドに居るシーバスと違って、沖提に沿ってプカプカ浮いているシーバスはルアーの価値がわかっていないッ!!(笑)。
「仕方ない、ラパラに変えるか」と思ったが、3つ持ってきたラパラCD9のうち、2つはすでにロストしている。慣れないうちに立て続けに弟がロストしていた。
「私にラパラCD9を使わせないための陰謀か?」と思ったが素人の弟にルアーの種類なんて分かるはずもない。「さては、タムラさんもグルだな!」(笑)。

悲惨な状況を見かねたタムラさんが道具の貸し出しはしないという規則を破ってルアーを貸してくれた。ラパラCDSR。こいつはCD9より調子が良いらしい。
だが、こいつで弟にまくられたら・・・・・。チェンジするとすぐにHIT、よかった。
しかし、今回のこの現象はどーなんだろう?。ただ単に偶然なのだろうか?。それともラパラの力なのか?。とりあえず「郷に入ては郷に従え」船長さんの推薦するルアーを投げていればおのずと釣果はついてくるのかも。

こいつを取り込むと沖提も端まで来ていた。場所を移動。
日も高く上ってきたので、これからはちょっと期待薄。でも、東京ベイクルージングを楽しみながら魚の居そうな所をつまみ食いしていく。ルアーはNJ−85に戻す。
左側がラパラCD9。一番上が今回ド素人に二桁の釣果をもたらしたカラー「B」。ばれにくいようにフックのサイズを上げています。
右側がラパラCDSR7。一番上が今回タムラさんにお借りしたカラー「RFSH」。おなかのオレンジが特徴。
空はスコーンと抜けるような青空。空が高いってこういう事を言うんだね。
羽田に着陸する飛行機が頭の真上を飛んでいく、カモメも気持ちよさそうに飛んでいる。風もなく、波も穏やか。絶好の行楽日和。

羽田沖から京浜島の沖に出る。いつも釣っているところが見える。
城南島の周りをチェック。よく陸から狙っている所だがボートからだと全然違って見える。

大井埠頭、ビックサイト、お台場、フジテレビ、遠くに東京タワーも見える・・・・。ボートでの観光。
レインボーブリッジの橋脚もチェック。レインボーブリッジも真下から見上げるとその巨大さに圧倒される。
東京港をくるっと1周したことになるのかな?。出発地点の新木場近くまで帰ってくる。
雰囲気的にはここを攻めた後、今日は終わりって感じだった、ほとんど魚いなかったからね。
ところが、弟がいきなりあたり出す。写真撮影のために無理にファイトを引き伸ばして一匹はばらしたけどあっという間に2HIT1GET。ちょっと期待が持てるかも。

タムラさんの「もう一度、最初に攻めた沖提に行ってみますか?。」の一言に2つ返事で賛成。
タムラさんがガソリンを補充する間、弟がディップを使ってピュッ投げる練習をしていたが、全然うまく投げられない。「そーじゃなくて、こう」と私が投げたルアーにシーバスがHIT(笑)。
キワから離れること3m、こんなところでも食ってくるのね、全然意識していなかった。
体が勝手にあわせを入れてくれた後、脳が「魚だ」と認識した感じ。
ファイトしている私が信じられないくらいだから、タムラさんにいたってはシーバスのえら洗いを見た後「ゴミじゃないんだ」だって、失礼なっ!(笑)。

最初の沖提で2、3匹追加して今日は終了。
帰りがてら、岸壁をチェックしていると私にHIT。
ものの見事に横にジャンプして海面をえら洗いしながらのテールウォーク。
水しぶきを上げて暴れる様は豪快そのもの。デーゲームならではの迫力のシーン。
と、弟もHIT。本日初めてのダブルHIT。私は魚を左舷まで寄せてきた所で口切れ。弟はえら洗いでルアーが外れるも、タムラさんが網ですくいあげなんとかGET。
釣果は弟が13GET、私が6GET。
そう、ダブルスコアでまくられてしまった(笑)。
今までためた知識や経験や技術はなんだったんだろー(涙)。

バラシはそれ程多くなかったような気がするんですけど、タムラさんに聞いたら20匹はばらしてたって言うかな?。でも、とりあえず記憶をたどって30HIT19GETと言うことで。

タムラさんには、なんて言ったら良いのかな?。
ご迷惑をおかけしたこと、ご恩になったこと、列挙していったら限がないですね。
言葉では言い尽くせないほどの感謝でいっぱいです。

ボートシーバスを楽しんでみたい方は、ぜひ乗ってみてください。
とっても、楽しい釣行になりますよ。なぜなら、タムラさんがボートを仕事ではなくて、趣味として楽しんでらっしゃるから。

シーバス&クロダイボート「福の神」

前へ   このページの先頭へ   次へ

 HOME > シーバス > 釣りシーバス > 01年度シーバス釣行記
09月01日 09月14日 09月15日 09月18日 09月19日
09月22日 09月26日 09月27日 10月02日 10月04日
10月11日 10月13日 10月15日 10月19日 10月26日
10月31日 11月06日 11月16日

ルアー シーバス&アクアリウム