アステルって知ってます？。もはや忘れ去られてしまった存在かな（笑）。
むか〜し、むかし。まだ携帯電話が非常に高価なもので、一般庶民はなかなか手に入れることができなかった時代。庶民は光り輝く携帯電話にあこがれて、形の良く似たＰＨＳなるものを使っていました。
ＰＨＳとは簡易型の携帯電話のようなもの。
ちょっとした屋内に入るとすぐに電波が届かなくなるし、高速移動ではブツブツと通話が切れてしまう。しかし、その値段の安さから携帯電話に手が出ない庶民にとってはなかなか人気の商品でした。
そして、当時何社かあったＰＨＳ事業者のひとつが「アステル」です。
かくいう私も携帯電話なるものに手が届かず、ＰＨＳを使っている一人でした。
そして、使用していたＰＨＳ事業者がアステルです。
なぜアステルにしたかって？。基本料が一番安かったんですよ（笑）。
そして、時は流れ。携帯電話の価格がどんどん安くなっていくにつれて、周りの人たちはＰＨＳから携帯電話へと移行していきました。
しかし、私はプライベートだけでなく仕事でもＰＨＳを使用していたため、おいそれと、電話番号が変わってしまう携帯へと移行できず、とうとう２１世紀を迎えてしまいました（笑）。
多少の不便は感じていたものの、都内で使っている分には電波が届かないところもほとんどなく、運転中の通話が禁止されてからは特に不自由と思ったことはなかったのですが、最近になってアステル内で風雲急を告げるようになりました。
みんなが携帯に移行してしまい、ＰＨＳの加入者が激減したことでＰＨＳ事業そのものが成り立たなくなってしまったのです。
アステルグループは地域ごとに独立した事業形態を持った寄り合い企業のようなものなのですが、すでに北海道、北陸、九州の３エリアではサービスが終了してしまいました。
そうなんです。もはや、上記３地域ではアステルは圏外になってしまったんです。
そこに住んでおられるアステルユーザーはどうなったのでしょうか？。
もしかしたら一通のお詫びの手紙と共に強制的に解約されてしまったのかもしれません。
さらに関西、中国、中部、四国ではＰＨＳの新規加入受付を終了してしまっているんです。
新規加入を受け付けないということは「もうすぐ終わりですよ」といっているようなもの。
残っているのは東北地区と関東地区のみ。
ガミラスの遊星爆弾で地球が壊滅的なダメージを受け、フランスやロシアの司令部が「さよなら」を連続打電しているような状況です←たとえがかなり古い（笑）。
そして放射能汚染はわたしの住む東京にまで・・・・。
グループ各社が撤退し、全国展開できなくなったアステル東京は、ライバルＰＨＳ事業者であるであるＤＤＩポケットとの合弁を模索しているようです。
「合弁」といえば聞こえが良いですが、「身売り」とか「吸収」といった方が適切でしょうね。
まだ、詳しいことは分からないのですが、もし、合弁ということになるとアステルの電話番号が使えずに、ＤＤＩポケットの電話番号を使うことになる可能性が高いそうなのです。
そう、私の電話番号が変わってしまう。
ただ単に、電話番号が変わってしまうのがいやでＰＨＳを無理やり使ってきた私には、電話番号が変わった後もＰＨＳを使用する理由がありません。
もし、ＤＤＩポケットとの合弁で私の電話番号が変わってしまうのなら、それは確実に携帯電話への乗換え時です。
すべてが決まるのは１６年１１月末。
そのとき携帯電話へ移行することになってもあわてないように、今から移行先の通信業者と機種をきめとかなくては！。
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