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2006年8月14日 停電
朝食が終わる。

比較的時間に余裕を持って行動する私でも、月曜日の朝ともなると、それほど時間の余裕は無い。しかし、今日はいつもの月曜日の朝とは違う。

夏休み、しかも家族全員が出かけていて、家にいるのは私一人だけ。
年間を通しても、これほど清々しい朝はそうはないでしょう。

私はお茶が大好き。
メチャクチャ渋くて、めちゃくちゃ熱いお茶を、でっかい湯飲みに入れて飲むのが大好き。
沸騰したお湯を急須に注ぎ、急須をグルグル回してこれでもかといわんばかりに、茶葉の渋み成分を搾り出す。

いつもの休日の朝なら新聞を読みながらお茶を楽しむのですが、今日は新聞の休刊日。
居間でテレビを見ながらお茶を楽しむ。

お茶を半分くらい飲み終わると額に汗がにじんでくる。
朝とはいえ居間はすでに30℃近い室温。でも、お茶を飲み終えたらすぐに自室に戻り、撮りだめしたビデオを見る予定でしたので、居間はクーラーをつけていませんでした。

「お茶を全て飲み終えるまでクーラー無しの居間にいたのでは汗だくになりそう」
そう考え、予定を変更してお茶が半分残った湯飲みを持って、自室に戻ろうとしたその時、
急に部屋の中が暗くなりました。

「ん、どうした?」
上を見上げると電気が消えている。そして今まで見ていたテレビも消えている。
「ブレーカー」が落ちたのか?。
ブレーカーがあるのは隣の部屋。
もしブレーカーが落ちたのなら「バチン」という大きな音が聞こえたはず。

とりあえずブレーカーを確認する事に。
配電盤のフタを開けて中を確認しようとしましたが、暗くてよく見えません。
外は明るいとはいえまだ朝の8時。
北側のこの部屋が明るくなるには、まだ太陽が低いようです。

「懐中電灯は・・・・」

そう、ウチには先日買ったばかりのLED懐中電灯があります。
もしもの時のためにと思い購入したLED式の懐中電灯。まさかこんなに早く活躍することになろうとは。なんかちょっと得した気分で心がウキウキ(笑)。

LEDライトを手にとってスイッチをオン。白く輝くような光が配電盤を一様に照らし出します。
「ブレーカーは落ちていない。となると停電か」
停電となると一番の問題はその範囲。この辺一帯が停電なら電力会社が勝手に復旧してくれるでしょうけど、私の家だけが停電なら私が連絡しないと、ずっと停電したままになってしまいます。

「とりあえず、会社に行って確認してみるか」
ウチは自営業。道路を挟んで向かい側に会社があります。
会社の鍵を持って家を出て、4メートルほどの道路を横切ろうとしたとき、ご近所さんが家から出てきました。

「停電ですか?」っと、私が問いかけると「そうみたいですね」との返事。
どうやらこの辺一帯が停電みたい。

とりあえず家に帰ってきたものの、なにをやってよいのかわからない。
テレビも無い、新聞も無い、パソコンも無い・・・・。
しかもお茶を飲んでいたせいで汗が止まらない。

「電気が無いとクーラーは使えないし・・・そうだ、扇風機があった」
扇風機なら汗も収まるでしょう。納戸にしまってある扇風機を取り出そうとして気が付いた。
扇風機だって電気が無ければ使えない。
クーラーの一世代前だから、電気を使っていないような感覚になっていました(^_^;)

窓を全開。庭に向かって胡坐をかきながらウチワを扇いで涼をとる。
「そういえば、打ち水をすると涼しくなるって言ってたな」
庭にホースで水をまくと、ちょっとだけ風が涼しくなったよう。

水にびっくりして飛び出した蚊に刺されたら嫌なので、電子式蚊取線香の電源を入れる。
「電子式・・・」
そう、こいつも電気が無いと何の役にも立ちません(^_^;)
「納戸に蚊取線香があったはずだよな」
再び、LEDライトが活躍です。

蚊取線香を探している間にも、体温はどんどん上昇し、額に汗がにじんできます。
クーラーに慣れてしまった体にはかなりきつい作業です。

しばらくして蚊取線香を発見。
縁側に腰を下ろし、ウチワを扇ぎながら、打ち水した庭を眺める。そして蚊取線香の香り・・・。

「まさに日本の夏だねぇ〜」

ひとしきり汗が収まると、この停電がいつまで続くのか気になる。
もしかしたら、大停電で首都圏全体が大変になっているかもしれない。
でも、テレビがつかないんじゃ、外の情報を手に入れる方法が無い。

「ラジオ・・・そう、ラジオがあった」
オーディオについているラジオを聴こうと思って立ち上がった時に気が付いた。
オーディオも電気がなければ使えない(^_^;)

扇風機もラジオもちゃんと電気を使っているんだよね。
なんか「一昔前の世代=電気を使っていない」という感覚になっちゃっているみたい(^^ゞ

電池式のラジオに思い当たる節は無い。
「携帯電話にラジオが付いていればなぁ〜」
最近はテレビが見られる携帯電話もあります。携帯電話にテレビやラジオの機能が付いていると、大地震の時などはとても貴重な情報源になりそうです。

次回携帯電話を買い換えるときは、機能を絞ってでも薄くて軽いものをと思っておりましたが、
もしもの時の事を考えると、ラジオやテレビの機能がついた携帯電話の方がいいのかな。

停電は20分ほどで回復。
クーラーの効いた自室で、かなりぬるくなったお茶をすすりながら、パソコンでワンセグケータイの価格を調べるのでした。



あとでニュースを見て知ったのですが、首都圏全域の送電がストップするといった大停電だったそうです。直撃を食らった地域では復旧までに午前中いっぱいかかったそうですが、この辺は品川の火力発電所から送電を受けていたため、事故が起きてから30分近くも持ちこたえ、20分程で復旧するという幸運に恵まれました。
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