シーバス　メジャー

２００４年１１月１２日　７ＨＩＴ４ＧＥＴ　１７：３０～１９：００　大潮　満潮１６：１１　

＜シーバス　メジャー　編＞

前日から雨が降り続いたというあまり良くないコンディションの中、行って来てしまいました。

「根性無しのよしだっちがどうして？」って声が聞こえてきそうですね（笑）。

実は新しい道具を買ってしまったんです。

じゃ～ん。それがこれ。メジャーです。
（詳しい仕様は「道具」の紹介の方で）

ホームページをやっていて写真を公開しているんですから、もっと早く買うべきだったと思うんですけど、なぜか良いものにめぐり合えなくて、いつの間にか忘れているというのがずっと続いていました。

今回も思い出して近くの釣具屋さんを回ったんですけど良いものがありませんでした。しかし、また延び延びになってしまうのもまずいので、一念発起、ネットで購入してしました。送料払ってまでの購入、気合入ってます（笑）。

送られてきて箱を開ければすぐに使ってみたくなるのが私の悪い癖。

「雨が降り続いて状況は悪いけど一匹くらいなんとかなるでしょう」くらいのつもりで出撃してしまいました。

雨による塩分濃度や水温の急激な変化を嫌って、シーバスは深場にいるかもしれません。

大潮の下げを利用したパターンも考えましたが、深場のあるポイントに直行。

風も無く、波も穏やか。さっそくＮＪ-８５をキャスト。

前回の釣行をイメージしてデッドスローで引いてくるといきなりゴン！。

雨の影響もあって沢山のゴミが浮いていたので一瞬ゴミかと思いましたが、それは紛れも無くシーバスでした。

メジャーがたるんで実際より２ｃｍほど大きくなります（笑）。

本当はメジャーの上にシーバスを置いてピラーに鼻先をつけて測定するんですけど、そうするとメジャーが生臭くなってしまうもんで(^^ゞ

「幸先良し」

今日も良い釣果が期待できそう。と、思ったらその後が全く続きませんでした。

シーバスの気配が全く無いのに次から次へとゴミを引っ掛ける。なかなか集中できない釣りです。

「雨を嫌って底に付いているのか？」

ＮＪ-８５をあきらめ、深いレンジを探れるルアーにチェンジ。しかし、何の反応もなし。

更にバイブレーションで深いレンジを攻める。が、これもまただめ。

季節外れの水面直下まで試してみましたが、この季節、あれだけの雨が降った後ではそんなパターンは通用するはずもなし。

もとのＮＪ-８５に変えて、ふてくされモードでリトリーブをしているとＨＩＴ。

しかし、あと一歩というところまで来てばらしてしまいました。「逃がした魚」を差し引いても６０ｃｍはあったなぁ～、もったいない。

ふてくされモードのリトリーブはかなり速いものでした。速目のスローというよりはミドルスピード。ためしにミドルスピードでルアーを引いていると程なくＨＩＴ。抜き上げでばらしてしまいましたが、どうやらパターンが見えてきました。

「晩秋で水温が低い上、昨日からの雨で更に水温が下がっているはず」

そう考えると、シーバスが釣れないのは水温が低くて動きが鈍くなり、ルアーを追いきれていないと考える。シーバスの反応が無ければ無いほどリトリーブスピードを下げていくのが常識。しかし、現実は違った。なぜそうなるのか分からないけど、パターン通りに行かない事もあるのがこの釣りの面白い所かも。

ルアーをラパラＣＤＳＲ７にチェンジ。ミドルで泳がせたら完璧な仕事をしてくれるルアー。

泳ぎも、見た目も変わって、シーバスの目先を変える効果もあるでしょう。

ラパラＣＤＳＲ７をキャスト。最近移動重心になれてしまっているので飛距離がちょっと物足りない。着水後、きちんと水を掴むのを確認してミドルで引いてくる。ロッドにルアーのブルブルといった振動が伝わってくる直前のスピード。デッドスローが主流となった今日ではファーストと言っても良いくらいの速さ。

するとあんなに沈黙していたシーバスがすぐにＨＩＴ。不思議なもんですね。

雨の影響でゴミが多く、シーバスがゴミの誤食を恐れて獲物をじっくり見ていたのでしょうか。それが結果的にルアーを見切ることになっていたのかもしれません。

しかし、全身をくねらせながら高速で移動する物体はゴミであるはずが無く、安心して食らい付いたのかもしれません。

次のＨＩＴは惜しくも抜き上げ時にばらしてしまいましたが、そんなこと悔やむ暇も無くまたＨＩＴ。尾びれのきれいな個体。

移動重心のルアーを速いスピードでリトリーブすると、どうしても中の重心がガタつき、動きに切れが出ない。その点このラパラＣＤＳＲ７は固定重心。スピードに合わせた切れのある動きが再現できる。

ラパラＣＤＳＲ７の本領発揮です。
怒涛の連続ＨＩＴというような状況ではありませんが、良いテンポでＨＩＴしてなかなか面白い釣り。