| <東京湾シーバス 編>
 
 東京湾のシーバス攻略法はこちら
 
 
 久しぶりの陸っぱりです。久しぶりなんてもんじゃないですね、前回行った記憶すら残っていません(笑)。
 
 おかげさまで仕事の方が忙しくて、なかなか釣りに行く時間が見つかりませんでした。
 釣りは「空いた時間を見つけて・・・」と、言ったものではなく、ゆっくり楽しむのが私流。
 それでも10月中には何度か行くチャンスはあったんですよ。でも、台風のせいで東京湾が濁って釣りに行けなかったり、雨が降っていたりと全くついていませんでした。
 
 そんなこんなで11月。「もう寒くなって今年も終わりかな」なんて思ったら、暖か日が続いて、しかもひょっこり手が空いて、神様のお恵みとばかり行ってきちゃいました。
 
 いつもの南東京湾岸。夏に比べると磯の香りはちょっと控えめ。ずっと来ていなかったけど全然変わっていない。
 
 休日前だって言うのに全く人影なし。一直線に伸びた長い長い護岸はすべて私のもの、こりゃかなり期待できそう。
 
 ここは完全な岸際狙いのポイント。東京湾独特の足場の高い護岸から、岸際と平行にキャスト。すぐにバイトがあったんだけど食った直後のひと暴れで簡単にフックアウト。
 魚の重みすら感じることが出来ませんでした。
 そしてまたしばらくしてバイト。が、同じように一瞬のバラシ。
 
 「レンジが合っていないのだろうか」
 シーバスだっていつもと違うレンジで泳ぐ魚には違和感を持つだろう。
 警戒しながら軽くつついたらフックに引っ掛かってしまったということか?。
 
 「ならば・・・」
 レンジバイブ。少し深めのレンジを探る・・・しかし何の反応もなし。
 ナイトレイド97F。表層を攻めてみる・・・何の反応もなし。
 
 仕方なくもとのNJ-85に変更する。
 しばらくしてバイト。今度は瞬間で外れることは無く魚の重みを感じることが出来た。
 「うわっ、ちっちぇ〜」
 完全にセイゴだ。秋のシーズンだから大きなサイズを期待していたのに、どうやらセイゴしかいないみたい。
 
 と、なれば作戦変更。サイズを求めて別の場所に移動・・・・。
 じゃない!。久しぶりの釣行ですからちっちゃいサイズだって釣りたい(^^ゞ
 相手が分かればそれなりの戦略が立つ。お子様向けにリトリーブスピードをいくぶん速くし、ディップをかしげる程度の軽いアクションを入れる。
 
 
                
                  
                    
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  | 好奇心の強いセイゴは急いで逃げていくルアー興味を持ち集団で追尾。ディップをかしげてふらっとルアーをよろめかせた瞬間にパク。 
 同じパターンでバンバン食わす。でも、食わすのと釣り上げるのは別物。セイゴは食わすのは簡単だけど釣り上げるのは難しい。
 
 ちょっと力を入れると簡単に身切れバラシ。テンションを緩めると超高速ヘッドシェイクで簡単にルアーをはずしてしまう。
 
 しかも、秋ということで大物を予想して選んだロッドがDS832Lと来たもんだから、セイゴ相手では硬すぎ。ガッツンガッツン尖った衝撃がまともに手に伝わってくる。
 
 手首とドラグでカバーするんだけど、魚にロッドが合っていないのは致命傷。
 
 沢山ばらしてなんとか4匹GET。サイズは35cm前後。802LLSを持って来ればよかった。
 |  セイゴの活性も下がって、キャストしながら移動を始める。
 
 50メートルほど移動し久しぶりのHIT。今度はちょっと引きが違う。ドラグが鳴ってラインがドンドン出て行く。ドラグの音が良い雰囲気を出してなかなかのサイズを予感させてくれたんですけど、ロッドにはたいした重みを感じない。硬いロッドでセイゴを相手にしていたのでドラグをユルユルにしていました。
 
 ドラグを締め直して釣り上げた魚は47cm。
 
 
                
                  
                    
                      |  | 今までの魚が小さかっただけに、久しぶりに「ファイトした」って感じでした(笑)。 
 NJ-85岸際のデッドスローでした。
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  | これでサイズが上がるかと思いきや、またまたもとのセイゴモード。35cmくらいのやつを2匹追加。 |  この時点で7GET。もう量的には十分。あとは秋らしい一本が欲しいな。
 岸際にきっちりルアーを付け、デッドスローでNJ-85を引いてくる。
 風が出て来てうねりが大きくなっているので、多少速目のデッドスロー。うねりに乗って軽いストップ&ゴー状態。
 
 なかなか食ってこない。
 「やっぱこの方法ではだめなのかなぁ〜」
 と、半ばあきらめていた頃にゴン!。シーバスは瞬時に反転してルアーをかっさらて行く。
 セイゴとは違う引き。しかし、スズキクラスではない。
 
 硬いディップでは吸収しきれない衝撃をドラグと手首でカバーしながらのランディング。
 
 
                
                  
                    
                      |  | サイズは49cm。なかなかサイズが上がりませんね。 
 ここのポイントの性格上、春先なら十分満足のいくサイズなのですが、秋だとちょっと物足りない。
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  | そのあと、しばらくサイズを求めた釣りをしたのですが、反応がなくなってしまいました。 
 釣れないより釣れた方がマシと言う安易な発想に走り、セイゴと遊んでしまう根性無しの私でした(笑)。
 
 35cm位のを2本追加(^_^;)
 |  でもやっぱ、スズキというやつを釣りたいですよね。
 普段ならとっくに満足して帰っている私ですが、今日はかなり粘りました。
 そして、とうとうその時がやってまいりました。
 
 NJ-85を岸際のデッドスロー。うねりも小さくなり、かなり繊細なスピードでコントロール出来たデッドスローにHIT。
 
 あわせを入れるとなかなかの手応え。セイゴ特有のヘッドシェイクも無くドラグが鳴ってラインが出て行く。ドラグを締めて魚を寄せてくる。結構おとなしい。
 しかし、足元近くによって来た瞬間またラインが出て行く。
 
 「ちょっと大きいな」
 早めの勝負はやめて更にドラグを締める。その瞬間いきなり魚が泳ぎだす。
 ドラグが鳴ってラインが出て行く。ラインが出て行くスピード、そしてその距離。
 これは完全にスズキクラス。DS832Lのディップを生かし、バットパワーが出せるサイズ。
 
 
                
                  
                    
                      |  | 62cm。
 やっと満足のいくサイズにめぐり合えました。
 写真だとちょっと分かりづらいですが、マルタの様にでっぷりと太っていました。
 |  サイズを確認して抜き上げられると思ったのですが、1m位持ち上げた所で、あまりの重さに一度海に戻し、リーダーを手繰って抜き上げようかと迷ったほど。
 
 しかし、今日はDS832Lであることを思い出し、一気に引き抜きました。
 気がつけば釣行を始めてもう2時間半。量も満足、サイズも満足。ということで納竿。
 今日は久しぶりということで、ついムキになってしまった釣行でした。 |