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2006年4月3日 生命保険会社
私が生命保険に入ったのは1991年。今から見れば1990年にバブルが崩壊しているのは明らかなのですが、1991年当時はまだバブルだったという自覚もなく、株価の下落は一時的なものと楽観し、好景気の余韻に浮かれているような状態でしたので、私の保険は俗に言う「逆ザヤ」商品です。

一時、保険会社が逆ザヤ商品を一掃しようと、新しい保険への切り替えを強引に推し進め、強要ともいえるその手法が社会問題になった時期もありました。

私もその時、何度もしつこく新商品への切り替えを勧められたもんです。
電話でアポをとって自宅に説明に来るといった手法ですが、提案する保険がまったく人を小馬鹿にしたものばかりでした。

「月々のお支払いはあまり変わりませんが、死亡保障が3000万円から4500万円になっているお得な保険です」

こんな言葉にだまされるのはよっぽどの世間知らずですよね。
若い頃、それもバブル期に入った保険より、歳を取ってから、それも低金利の時期に入った保険のほうが条件がいいなんて絶対ありえない話です。

パンフレットの隅に書かれた小さな文字を読むまでもなく、すぐにそのからくりが分かります。
確かに大きく書かれた月々の支払いは14000円で、今の保険より2000円程度しか高くなっていませんが、15年後の更新では月々の支払いが3万円になり、30年後の更新では5万円になるという恐ろしい保険でした。

若くて健康な時は安い保険料で契約を継続させ、30年後、入院や死亡の確率が高くなる頃には月額5万円という高額な保険料で解約せざるを得ない状況に追い込もうという悪魔のような保険。
 
そんな事などまったく説明せず「月々のお支払いはあまり変わらず・・・・」なんて詐欺まがいのことがシャアシャアといえる保険のおばちゃんに心から感心しておりました(黒笑)。

その後も別の担当者が入れ代わり立ち代り電話でアポを取ってきましたが「逆ザヤの保険は解約しませんよ」とはっきり言うと、「それでも訪問したい」という人は一人もおりませんでした。結局、どいつもこいつも顧客のことなど考えず、ただ逆ザヤ解消のみを上司から厳命された企業戦士だったようです。

そんなこんなで月日が流れ、保険会社からのアポもまったくなくなったある日のこと、その保険会社から唐突に書類が郵送されてきました。

中を確認すると、そこには更新のための書類が入っていました。
そう、私の保険も今年で15年目。契約に沿って更新が行われる年です。
まあ、別に「自動更新」となっておりますので放って置けば勝手に更新されるのですが、こんな絶好の商機を保険のおばさんがむざむざと見逃すはずもなく、「書類がお手元に届く頃にお電話を差し上げます」との手紙も同封されておりました。

さて、今回はどんな保険のおばちゃんからお電話をいただけるのでしょう。

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