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2003年5月16日 1HIT1GET 19:00〜20:30 大潮 満潮17:50 

<シーバスルアー 編>

今季初の釣行。めちゃくちゃ忙しいわけではないんだけど、なんとなく忙しくってなかなか釣りにいけなかった。

でも、今日は大潮でしょ。しかも昨日は雨が降ったし、今日も風が吹いてちょっと寒いし。
なんか釣果期待できそうだから「いっちゃお」って、思い切って行ってきました。

雨が降ったり気温が下がると魚の活性が落ちるって?。
そうだよね。でも、釣り人の活性も落ちるの(笑)。
釣り人が過密状態の東京湾奥では魚の活性より、釣り人の活性のほうが釣果を左右する重要なファクターだったりするのさ(笑)。

行った先は、毎度おなじみホームの南東京。
今年から「ポイント公開の是非」ってやつでかなり抗議されたから、地区名は使わず「南東京」ってことにします。まぁ、私の場合どっちでもいいんですけどね。いまさら人から聞いた新しいポイントに行くつもりはないし「なじみのお店で常連さんと」って感じが好きだから。

でも、自分が「秘密」だと思っていたポイントがこのページで書かれていて、次の日行ったら2、3人いたってことになるとかなり頭にくるらしい。単なる偶然なんだろうけどね。

ってことで・・・前置きが長い^^;

久々の湾奥。潮の香りがほのかに香ってとっても気持ちがいい。
急激な引き潮とぶつかるように風が吹いて、水面はとろとろといい感じで潮が流れてる。
水面下はかなり早く流れていそう。
水面下の速い流れで魚の活性が上がり、水面のとろとろした流れでゆっくりルアーを流す。

選択したルアーはファルコン。
魚にフッキングしたらフックがボディーから外れるっていうなかなか面白いルアー。
こんな場所で使うルアーじゃないんだけどね、買ったばかりだし早く使ってみたくて(笑)。

岸際を重点的にチェック。でも、このルアーじゃ水面直下をうまく泳がせられない。
 そりゃそうだ、水面直下を攻めるルアーじゃないもん(笑)。
それでもなんとかおニューのルアーで一本上げたい。
場所を移動。

台船周り。5メートルくらい先の台船の際に投げて、そこから1メートルの勝負。
しかしこのファルコン、ボディーがでかい割りにリップが小さく立ち上がりがめちゃくちゃ遅い。

ルアーがうまく腹から着水するように細心の注意を払ってアンダーキャスト、というより下投げキャスト。おいおい、そこまでしてこのルアーで釣りたいか〜。

ポチャン。

台船の舷側に腹から着水する。ラインに軽くテンションを加えて重心を移動させる。
ククッといい感じでトルクがかかる。
「リップがうまく水をつかんだ」
ワクワクするね、ルアーがいい感じで着水すると。
重心を移動させるのに30センチってところ。あと70センチが勝負。

ここは重心移動直後に食ってくる場合も多いけど、舷側から1メートル離れたラインで食ってくることのほうが多い。たぶん、ぎりぎりまで見極めているんだと思う。あまりストラクチャーから離れると自分の身が危険になる。その最終判断が1メートルラインなんだろうね。

ロッドをたて気味に水面直下を泳がせる。めちゃくちゃのデッドスロー。
が、あえなく1メートルラインを突破して2メートルラインも突破。

「だめか〜」
と思ったそのとき水面に波紋が広がりググッとラインが引っ張られる。
久々のあの感触・・・・・・HIT!。でも一瞬でそれとわかるセイゴのバイト(笑)。
しかも、ストラクチャーから2メートル以上はなれた出会い頭のHIT。
おいおい、ホームページで公開してるんだから俺の顔も立ててくれよ〜。

今シーズン最初のHITだから丁寧にファイトしてしっかりGET。
34cm。今季初GETだからサイズはどうでもいいの(笑)。

ルアーのボディーとフックはかなり強い力じゃないと外れなかったけど、こんなセイゴサイズでもきちんと外れるんだね〜。

このルアー、構造的にはよく出来てるみたい。

久しぶりなのでタオルを持ってくるの忘れちゃってた。手のぬるぬるが気持ち悪い〜。
コンクリートにスリスリ(笑)。

適材適所って言葉があるけど、ルアーも製作コンセプトと違う使い方をするのは結構疲れる。
それでもめげずにファルコンの水面直下で泳がす。

台船際に腹から落としてデッドスローでリトリーブ。
と、今度はきっちり1メートルラインでバイト。
「食うぞ、食うぞ〜」って心の中でカウントしてたからね、食った後一呼吸置いての会心のあわせ。バシッと決めようと思ったんだけど・・・・・あまりの手ごたえのなさにあわててあわせを中断する。言うところの半あわせ。

こいつは・・・・コッパさん!。
プルプルプル。ちっちゃいやつはあまり好かれていないようだけど、私は結構スキ。
ちょっとでも力が強いとあっという間に身切れしてしまうし、ちょっとでもラインを緩めるとめちゃくちゃ早いヘッドシェイクでルアーをはずしてしまう。このぎりぎりの力加減と、コッパならではの素早い動きがアクションゲームに似たスリルを楽しめるんだよね。

ラインとロッドを教科書通り直角に保ち、ディップで吸収しきれないコッパの動きを手首でカバーしながらなんとか引き上げたのがこいつ。

さすがにこのサイズの衝撃ではフックユニットが外れることはありませんでした(笑)。

気温はそれほど低くはなかったんだけど、ずっと風に当たっているとさすがに寒い。
「ホームページでしっかり紹介できるようなのが一匹欲しい」
なんて欲が出て、ルアーを得意のナイトレイド97Fにチェンジ。

今度は護岸際、ぎりぎりにフルキャスト。
護岸と平行に引くこと2メートル。ゴムに引っかかった感触のあと、ヘッドシェイクのような感じがあり、同時にガリガリとコンクリートにこすったような感触。
???よくわからん(笑)。

とりあえず、軽くあわせて反応を待つと・・・・沖に向かって泳ぎだす。
「魚だ!」
あわてて軽く追いあわせをして、ファイトを始めようと思ったら魚が180度転回して、岸に向かって猛然とダッシュ。
「ゴン!」
魚の頭は柔らかいから、音はしなかったけどアニメなら確実にそんな音がしたと思う(笑)。
私を中心とした半径20メートルの弧を描きながら見事に護岸にぶつかった。
こんなにぶつかったことを確信できる状況は初めて(笑)。

「なかなかのサイズだぞ」って思ったのも最初のほうだけ。
キレのない動き、すぐに疲れ果ててしまう虚弱体質。ズルズルと引きずられるようによってくるその姿は・・・マルタさん。

足ものに寄せてきて思い出したことが
「今日はタオルを持ってきてない・・・こいつはなかったことにしよう」
ラインを緩めてナチュラルリリース(笑)。が、こういうときに限って外れない。

仕方なく引っこ抜く。
55cm。見事に太ったマルタ。
フロントフックが口に、リアフックがエラの付け根にがっちりフッキング。これじゃ外れないね。

バスもちだと口に負担がかかりすぎるから、わき腹にそっと手を添えてリリース。
ぬるぬる感はシーバスの5倍。
コンクリートに手をスリスリスリスリ・・・・・匂いは消えない。

今回使用したファルコンというルアーに関しましてはその構造が複雑なので近々特集という形できちんとご紹介いたします。ファルコンは128mmなんですが、今月中に9cmのミノー「オスプレイ」が発売されるので湾奥ではこちらがメインになるでしょう。発売されたら早々取り寄せますので、インプレッションをお楽しみに!。

ファルコンは引き波を立てる様な水面直下で使用するルアーではないので、よい子はまねしないように(笑)。その製作コンセプトをよく理解して使用すればなかなかよく出来たルアーだと思います。

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