HOME > オオクワガタ > オオクワガタ飼育 > 08年度オオクワガタ飼育日記

前へ 次へ 
2008年5月24日 オオクワ産卵木の交換
毎週恒例となりました、産卵木交換の日がやってまいりました。

1週目はかなり危険な状態でしたけど、先週は打って変わって良い状態。1週目より2週目、
2週目より3週目という事で、今週中は不安な日々を送るどころか、かなり余裕を持って過ごす事ができました。

さあ、1つ目の産卵セット、オープン!。

「ゲゲゲッ、なんじゃこりゃ!」

産卵木の半分だけしか、樹皮が剥がれていません。

「裏だよな、表だけで判断しちゃ良くないよな」

そう自分に言い聞かせ、焦る気持ちを抑えながら産卵木を裏返す。
しかし、そこには私が期待する光景は広がっておりませんでした。
まったく削られた様子のない産卵木。樹皮さえ剥がされておりません。

「メスは?」

マットの中を探すと、ケースの一番下の隅にひっそりと隠れておりました。
樹皮も剥がさず、自分の隠れ家も作らず・・・・。

産卵モードが終わってしまったのでしょうか。それではあまりにも産卵期間が短すぎます。
となると、交尾がうまく行っていなかったので、オオクワのメスたちは暇つぶしに産卵木を削って、産卵の真似事をしていたのでしょうか。

今までの余裕がぶっ飛び、一気に不安になる。

2つ目。こちらの産卵木も、表側は樹皮さえ削られておりません。
裏を返すと・・・・

産卵木は削られているものの、それはメスが身を隠すための空間作っただけのもの。

ゼリーも食べられていて、産卵モードから完全に外れてしまっているようです。

「こいつは、ヤバイ」

祈るような気持ちで3つ目。

しかし、そこには絶望とも言える光景が・・・

産卵木は裏側の樹皮さえ削られておらず、エサのゼリーはひとつ丸ごと食べられています。

メスはというと、産卵木にはまったく興味を示さなかったようで、マットの奥底にひっそりと隠れておりました。

4つ目の産卵セットも、産卵木がまったく削られておらず、まさにダメ押し。

ひぇ〜〜。

1つ目と2つ目の産卵木は多少削られておりましたので、とりあえず交換しましたが、3つ目と4つ目はまったく削られていなかったため、交換せずにもう1週様子を見る事に。

しかし、なぜこのような結果になってしまったのでしょう。
やはり、オスとの交尾がうまく行っていなかったのでしょうか?。でも、先週の産卵木の様子を見る限りでは、確実に産卵しているといっても過言ではないでしょう。

もしかしたら、同じ環境で産卵させているため、産卵木が変わっている事に気が付かず、目の前にある産卵木は既に産卵済みの産卵木と勘違いしてしまっているのでしょうか。

「う〜ん、まさかそんな事は無いよなぁ」

オオクワのメスが産卵場所を確認するとすれば、どう考えたって埋め戻した場所にある自分の臭いで判断するでしょう。周りの環境が同じでも、自分が埋め戻した形跡がまったく見当たらない産卵木なら、新しい産卵木と認識してくれるはず・・・・と、思うんだけどなぁ〜、どうなんでしょう(^_^;)

来週、産卵木に何の変化も見られないようなら、飼育ケースもマットもエサも産卵木も、全て違うものに交換し、再度産卵セットを組んでみれば結果が分かるかもしれません。産卵期間が予定より1週間ほど長くなってしまいますが、今のままではちょっと産卵数が少ないようなので、1週間延長するくらいがちょうど良いかもしれませんね。というより、産卵数ゼロの可能性もあるんだもんね(^_^;)

さあ、来週は待ちに待った割り出しです。吉と出るか凶と出るか。

オオクワの産卵痕に一喜一憂し、あ〜でもない、こ〜でもないと予想しながら飼育日記を書いてまいりましたが、その答えが来週明かされます。う〜ん、早く見たいような、ずっと見たくないような、不思議な気持。なんか高校受験の結果発表を見に行く途中みたい。

そういえば高校受験の結果発表を見に行く時、偶然、前から歩いてきた友人が、手を振りながら「お〜、お前も受かってたよ〜」って。デリカシーのかけらもないやつだった(^_^;)

オオクワガタの幼虫たちはデリカシーというものを良くわきまえているようで、割り出し前にケースの底や側面に、ひょっこり顔を出している個体は1頭もおりませんでした。

決戦は5月31日。今期の運命は全てその日にかかっているようです。


 前へ   このページの先頭へ   次へ

HOME > オオクワガタ > オオクワガタ飼育 > オオクワガタ飼育日記