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オオクワガタ飼育法

産卵セット編


オオクワガタの飼育法・産卵セット編です。
たくさんのオオクワガタ飼育法が、いろいろなホームページで紹介されておりますが、
ここでは最もポピュラーな産卵セットとちょっとマニアックな産卵セットをご紹介いたします。
あなたに合ったオオクワガタ飼育法を探してみてください。


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オオクワガタはクヌギやコナラの朽木(産卵木 )に産卵します。ペットショップなどでも手に入りますが、シイタケを栽培している農家の方から不要となったシイタケのホダ木をインターネットで購入すると比較的安く手に入るようです。

オオクワガタが好むホダ木の堅さは諸説いろいろありまして、なかなか難しいところですが、いろいろな堅さの産卵木を試してみた結果、割り出しのときに道具を使わなくてもなんとかほぐすことが出来る程度の産卵木からたくさんの幼虫が取れましたので、私は高橋農園さんの「柔軟材」はたは「超柔軟材」を使用しています。細いものは「柔軟材」、太いものは「超柔軟材」です。

購入した産卵木はまず、ホダ木の中に潜んでいる雑虫を殺すために電子レンジで2分ほど過熱します。

一部のカミキリムシの幼虫などは、オオクワガタの卵や幼虫を食べてしまう事がありますので、欠かせない作業です。

しかし、ここまで徹底的にしなくても、肉食の雑虫が潜んでいる確率は非常に低いものですし、また、次の水を含ませる工程でも肉食の雑虫を殺すことが出来ますので、無理に行うことはないと思います。

購入したばかりの産卵木は通常乾燥が進んでいますので水に浸して加湿する必要がありますが、問題は水に浸す時間。

いろんなホームページでいろいろな時間設定が書かれておりますが、細くて柔らかければあっという間に水がしみこみますし、太くて堅ければ全然水がしみこみませんので、時間では判断できません。

私の場合の判断基準は、浮いている部分の割合。浮いている部分が全体の3/4以下になるまで水に浸しています。

水から上げたら2時間ほど陰干しにします。表面の余分な水分を落とすと同時に、芯の方まで水がしみこむのを待つためです。

樹皮は取っても取らなくてもかまわないと思いますが、転倒死防止用としてマットの上に敷く場合は取っておく必要があります。樹皮は捨てずに保管しておけば翌年も使用できますので、翌年からは樹皮をむく作業をしなくてもすむようになります。

さて、実際のセット方法ですが一番最初にセットした方法が左の写真です。

横30cmX奥行き20cmくらいのいわゆる「プラスチックケース(中) 」に3cmほど湿らせたマットを敷き、その上に産卵木を2本並べます。コバエが気になる方は「コバエシャッター(中) 」がお勧めです。

産卵木が埋まる程度にマットをいれ、転倒死防止用の木の皮とエサ皿を入れたもの。

私の経験からしますと2本では産卵木が足りないようでした。一本の産卵木は7,8頭で過密状態。片方の産卵木が気に入らなければ割り出し数一桁なんてことも。

一本の産卵木をかじり終えて次の産卵木をかじり始めたら、最初にかじった産卵木を取り出して、新しい産卵木を補充するという方法もあります。
この方法だと、割り出しのタイミングを計りやすく、一番良い状態で割り出すことが出来ますが、産卵木の交換時にメスにストレスを与えてしまう危険があります。

次の方法がこれ。同じケースなんですけど、産卵木をたてに5本入れました。
産卵木が隠れる程度にマットで埋め、転倒死防止用の木の皮とエサ皿を入れてます。

高さがぎりぎりで、メスがケースのふたに登ってしまう可能性があったので、ケースのふたに新聞紙を挟んでます。

結果は良好。かじりもしない産卵木もあり多少無駄にはなりますが、30頭前後の幼虫を割り出すことが出来ました。

値段の高い産卵木ではこういった贅沢な使い方は出来ませんよね。
インターネットで安い産卵木が簡単に手に入るようになったおかげです。

そしてさらにケースを巨大化させた産卵セットがこちらです。

今までの経験から、メスは太い産卵木を好むことがわかってきましたので、産卵数をアップさせるため、高橋農園さんの「太」を3本使用し、あいた隙間に「中」を3本詰めてみました。

結果から申しますと、「中」にはほとんど産卵されておりませんでしたので、「太」を4本入れたほうが効率的には良いようです。

羽化したクワガタの幼虫は産卵木を食べて成長します。
でも、産卵木はあまり栄養がない。生まれてすぐに栄養価の高い菌床を食べさせれば、大きく育つのでは・・・。

そういった考えから生まれたのが「菌床産卵」。
飼育ケースに3cmほどマットを敷き、その上に菌床ブロックを丸ごとド〜ン。その横に保険の産卵木を一本置いて産卵木が埋もれる程度にマットで埋めました。
菌床は頭3cmほどマットから出ています。

菌床は値段が安い月夜野キノコ園さんの「クヌギBASIC」。菌床からはだいたい20頭弱の幼虫を割り出すことが出来ました。

同時にセットした産卵木産卵の幼虫に比べて、一回りも二回りも大きな幼虫が出てきたので、初期の成長速度に関してはかなり効果があるようです。
それと、菌床は手でボロボロと崩すことが出来ますので、割り出しが非常に楽でした。

菌床産卵の効果は絶大ですが、メスが菌床に産卵してくれないと何の意味もありません。菌床産卵は失敗が多く、成功の確率が少ないようです。

そこで考えたのがこれ。メスが菌床産卵と産卵木産卵のどちらでも選択できるようにしてみました。産卵セットを組んでから割り出しまで約二ヶ月。割り出してみたら1頭もいないとかなりきついものがありますからね。

う〜ん、かなり贅沢。月夜野キノコ園さんと高橋農園さんがなかったら、とても高価なものになってしまい実現が難しかったでしょう。

菌床産卵のとき、菌床に産卵したものの同じケースに入っていた産卵木には産卵しなかったことがあります。
ですから、必ず産卵木に産卵すると言うこともなく、菌床が気に入れば菌床にも産卵してくれるでしょう。

産卵木やマットにしみこませた水分はマットの発熱などにより蒸発し、水滴になってフタに付着します。フタに付いた水滴は余分な水分ですので、そっとフタを取り外し拭いておきましょう。
逆にフタが曇りもしないのは水分不足の可能性があります、マットの表面を手で触って乾燥しているようなら霧吹きをしましょう。フタが適度に曇っている状態がベストです。

また、産卵木をセットした直後はアオカビなどが発生します。高温多湿の場所ですのでカビが発生して当然です。しかし、これらのカビはもともと木材を栄養分として育つことは出来ないカビですので、木の表面などについている有機物を食べ終えたら自然に消滅してしまいますので気にすることはありません。

産卵期間は約1ヵ月。メスを取り出してから、さらに1ヵ月後に割り出しを行います。
次は割り出し編

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