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オオクワガタ飼育

幼虫編


オオクワガタの幼虫飼育について綴ったページです。
とは言うものの、オオクワガタの幼虫飼育については、まだまだ分からないことばかり。
わからないからこそ、こんなに夢中になれるのかもしれませんね。
とりあえず、幼虫飼育に関する実験の進捗などを交えてご報告いたします。


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成虫になってからはまったく成長しないオオクワガタで、大型や良型を育てるのに一番重要なポイントはなんと言っても幼虫の飼育。オオクワガタは幼虫をいかにして育て上げるかによって、羽化した個体の体型が決まってしまうと言っても過言ではありません。

オオクワガタの幼虫飼育法を確立すべく、多くの時間を費やし、たくさんの実験をしてきましたが、幼虫飼育の経験を積めば積むほど、分からないことが次から次へと出てきてしまい、途方にくれております。

一言で言えばオオクワガタの幼虫の飼育は非常に奥が深いということ。

すぐに飼育法が確立してしまったのでは、私はこれほどオオクワガタの飼育にハマる事は無かったでしょう。そういう意味では、幼虫飼育の謎こそが、私にとってオオクワガタの最大の魅力なのかもしれません。

しかし、いつまでたっても幼虫飼育編だけを空白にしておくわけにはいきませんので、ページを作成する事にいたしました。

オオクワガタの幼虫飼育は自分の中ではまだ確立できておりませんので、なんで確立できないのか、どの部分が謎なのか、どんな比較実験をしていけば良いのか、といった事を箇条書き程度に少しずつ綴って行き、それに対して結論を出していくという形で私なりの「オオクワガタ幼虫飼育」を確立して行きたいと思います。



【成長期の飼育温度について】

初令から3令前期までの成長期に、ワインセラー内で24℃という温度設定をしたところ、成長速度が著しく遅くなり、まるで冷害のような状態になってしまいました。
比較用に28℃で飼育していた幼虫たちに比べると、完全に成長不良。

そのまま24℃で飼育して行く予定でしたが、秋になりワインセラーから温室に移動したところ、そのショックで生後4ヶ月程度のメス達が一斉に蛹化してしまいました。

温室の温度が24℃〜26℃で、ワインセラーより少し高めに推移していたためと思われます。

そしてオスたちも、2,3ヵ月後にメスを追うように蛹化し、28℃で飼育していたものとは比べ物にならない程、小さな成虫になってしまいました。

このことから、成長期の幼虫の飼育温度は24℃では低すぎる事が分かりました。
逆に30℃では高温すぎて、蛹化を急ぐ幼虫が続出してしまうことが、観察できましたので、
24℃〜30℃の間に最適な温度があるようです。

ちなみに現在は28℃が適温でなはいかと仮定して実験中です。

温室内を28℃に設定し、温室内の温度ムラを利用し、一番高温となる一番上の棚と、一番低温となる一番低い棚とで幼虫の成長比較を行えば、28℃前後の微妙な温度比較が出来るのではないかと思い実験中です。



【菌糸ビンの湿度について】

菌糸ビンには2ヶ月も幼虫を入れておくのですが、その間に瓶によってはかなり乾燥が進むものもあります。

しかし、菌糸ビンの水分補給に関しては、ほとんど行われていないのが実情のようです。

乾燥によって菌糸に悪影響が出ていないか?。
水分量が不足して幼虫の成長を阻害していないのか?。

菌糸ビンを作るときに水分量を多くしても、その後の蒸発量は瓶によってまちまちですので、菌糸ビンの上に湿らせたティッシュを置き、菌糸ビン内に水分を補給する方法で比較実験中です。



【菌糸ビンの大きさについて】

「初令の幼虫を大きな菌糸ビンに投入するのが、大型の成虫を育てるのに効果的」

良く目にするブリードのノウハウですが、その真偽について調べてみます。

割り出し後、ハチミツ600に押し込めた幼虫と、菌床ブロックをそのまま1つ与えた幼虫と、どちらが大きく育つのか?。

さらに、菌床ブロック1つで8頭の幼虫を同時に飼育し、多頭飼育の弊害についても調査中です。

次は菌糸ビン交換編

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