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水質調整剤


カルキ抜きから、アンモニア検知の試薬まで。
アクアリウムで使ういろいろな水質調整剤や試薬などの薬品をご紹介いたします。

いろいろと効果を謳った薬品が、たくさん売られておりますが、
効果については多少疑問が残るものも。

カルキ抜き
水道水には魚にとって有害な塩素が含まれています。その塩素を中和してくれるのがこのカルキ抜き。カルキ抜きと言えば昔は氷砂糖のようなハイポという薬品を使っていました。水に早く溶けるのでそれほど不便とは思っていませんでしたが、偶然、おまけでもらったこのカルキ抜きを使ってからは、ハイポに戻れなくなってしまいました。いくら早く溶けるといってもやっぱ時間かかりますもんね。これなら、軽量カップで計ってバケツにポチャ。バケツに水がたまる前に作業終わりです。
ニッソーの「水物語 」は10gの水に対してたった1mlでOK。なんとバケツ230杯分です。小さな穴のあいた中ブタが付いていますので、バケツの水に塩でも振るようにすれば作業完了です。
テトラ バイタル
テトラ バイタル は、繁殖や成長を促進する調整剤です。
ナニがどーなっているのかは分かりませんが、確かにこれを加えた後、産卵することが多いのは事実です。1ヶ月たっても2ヶ月たっても産卵しそうでしないなんて時に、ひょいとこれを混ぜてやると、1週間くらいで産んじゃったなんて事が結構ありました。最近はあまり使っていませんが、産卵待ちにしびれを切らせたときの最後の切り札としてどーぞ。
中身はビタミンB群、ヨウ素化合物、各種ミネラルだそうです、参考まで。
テトラ ブラックウォーター
テトラ ブラックウォーター は、アマゾンの水を再現するための水質調整剤です。
250ml入りで定価2210円。水換え時に水10gに対し5ml添加します。
アマゾンの水で進化した魚にとって一番いい水はアマゾンの水。成長や繁殖にかなり影響を及ぼすものと思います。
値段的には「テトラ バイタル」とまったく変わりませんので、アマゾンで採取された魚をメインに飼う場合は「ブラックウォーター」をそれ以外の場合は「バイタル」をといったように使い分けるのが一番のようです。
主成分はピートですので、園芸用のピートを買ってくればかなり安上がりになるのですが・・・・?。
テトラ アクアセイフ
テトラ アクアセイフ は、水道水を熱帯魚に適した水に改善する水質調整剤です。
水道水には微量の重金属が含まれていますが、それを無害化する働きと、強力保護コロイドで魚の表皮やエラを保護する働きがあります
市販されているほうれん草の残留農薬でビーシュリンプが死んでしまうように、人にとっては無害な量の重金属でも、小さい魚にとっては致死量になることもありますので水替えのときは必ず使用するようにしています。
バクテリア
バクテリアのもとです。生きたバクテリアが入っているそうですが、実は私は使ったことがありません。ペットショップで箱が捨ててあったので、資料用にもらってきました(笑)。

なぜバクテリアを買うのかといいますと、魚が出すアンモニアによって魚が死んでしまうからです。この有害なアンモニアを無害にしてくれるのがバクテリア。でも、立ち上げたばかりの水槽にはこのバクテリアがいないんです。1ヶ月くらいかけてかってに繁殖していくんですが、その間に魚が死に水草がコケだらけに・・・・・。

バクテリアが自然に繁殖していくまで生体の数を制御すればよいことなんですが、はじめたばかりの頃は、ついつい衝動買いで毎日のように魚と水草が増えていってしまう(笑)。そんな方を対象に開発された商品です、多分。

どーなんでしょー、あまりいい話は聞きませんが「無いよりはあった方がいい」といった感じでしょうか。もちろん、初めて水槽を立ち上げる方で経済的に余裕がある方は使ってみてはいかがでしょうか。
試薬
水質を調査するための試薬です。
リトマス試験紙のように試験紙の色が変わるタイプのものや、BTB溶液のように溶液の色が変わるものなどいろいろあります。

立ち上げ当時の水槽にはバクテリアがいないため、有害なアンモニアが大量に発生しますが、やがて繁殖したバクテリアによりアンモニアが亜硝酸塩に変わります。さらに日にちが経つと、また違ったバクテリアが繁殖して亜硝酸塩が硝酸塩に変わると生物ろ過のできあがりです。
無色透明な水では、今どの過程にあるのか分かりませんがアンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の試薬を使用することで現在の水の状態を把握することができます。

ほかにも、弱酸性の水を維持するためや、軟水を維持するためにphや硬度の試薬もあります。
もちろん、二酸化炭素の濃度測定用の試薬もあります。

1300円〜2000円程度とそれ程高いものではありませんが、種類が多いため全部そろえようとすると、かなりの金額になってしまいます。初めて立ち上げる方は最低でもアンモニアの試薬を買って、水槽立ち上げ後、アンモニアが増えてやがて少なくなっていく様子を観察するといいと思います。アンモニアさえなくなればそれ程魚にとって悪い水ではありませんので。
二酸化炭素を添加する方は二酸化炭素の試薬も忘れずに。
アク取り活性炭
アンモニアを吸着するという意味での活性炭の使用は、活性炭の寿命が短いということでお勧めできません。でも、この品物はアク取りをしていない流木から出る茶色い色素を吸着するための活性炭です。説明書によると寿命は約2ヶ月間。60cmの水槽なら4ヶ月分入って1000円で十分おつりがきます。活性炭の寿命が来た頃には流木のアクもすべて抜けているのではないでしょうか。
実際に使ってみたところ、まったくあく抜きをしていない流木にもかかわらず2ヶ月間茶色く濁ることはありませんでした。実験に付き合ってもらったビーシュリンプも元気でしたし、phもほとんど中性でした。もちろん「ブラックホール 」を取り出した後も茶色くにごることはありませんでした。
塩素チェッカー
タニタの塩素チェッカー「ミズミル 」です。

通電スイッチを押しながら先端部のセンサーを水に浸すだけで、残留塩素の濃度レベルが即表示されます。今までの塩素チェッカーは値段が高すぎて、とてもお薦めできるものではありませんでしたが、これは2000円程度。1500回の使いきりタイプですが、週10回使用したとしても3年は使用可能です。

自分が住んでいる地域の季節ごとの塩素濃度や使用するカルキ抜きの量を把握しておくことは非常に重要なことですので、データ採取の意味でも1年間使用してみてはいかがでしょう。

「一晩汲み置きすれば塩素は抜ける」とか「いや、3日は必要だ」とか「エアレーションしないと塩素はなくならない」などいろいろ議論されていますが、これさえあれば自分の目で結論を確認することが出来ます。



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