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2008年11月13日 ネット証券 株デビュー
「NYダウ大幅続落」「東証ほぼ全面安」
サブプライムローンを発端とする金融危機で、大変な事になっているようですね。

しかし、ネット証券では、新規のお客さんからの問い合わせが殺到しているらしい。そりゃそうですよね、毎日のように「株が安い、株が安い」と繰り返し言われていれば、「安いなら買っちゃおうかな」なんて気持ちになる人がいて当然ですよね。

まあ、私は小遣いをもらっている身ですので、株に投資するようなお金なんて持っていませんが、何かと話題になっているネット証券という物がどんな物なのか興味がわき、ちょっと調べてみる事に。いつもながら、新し物好きのよしだっちの悪い癖。といっても、ネット証券なんてもう新しくもないかな(笑)。

「へ〜、無料なんだ」「こっちはポイントまで付いてくるのか」

口座を開設するのも、口座を維持するのも無料というのがほとんど。中には無料を超えて数千円単位のポイントがもらえちゃうようなネット証券もあったりして、敷居はかなり低そうです。

「なら、ちょっと口座を開いちゃおうかな」

いたずら半分?冷やかし半分?。ネット証券さんには御迷惑をおかけする事になりますので、少し後ろめたさを感じますが、もしかしたら将来、資金運用のパートナーとして、そのネット証券さんに利益をもたらす事になるかもしれませんしね。まあ、宝くじが当たったら、と言ったような、かなり確率の低いお話ではありますが(^^ゞ

手数料やら、使い勝手やら、取扱商品やら・・・いろいろと調べて、こちらのネット証券さん に、
お願いしようと思ったのですが・・・・。口座を開く資料を請求したら100円、口座を開いてちょっと入金したら2000円、試しに取引してみたら5000円分のポイントがもらえちゃう。

「もらえるポイントがちょっと多すぎるよなあ」

将来性がゼロではないとは言え、冷やかし半分ともいえる口座開設でもらえるポイントとしてはちょっと額が多すぎ。「もらえるものなら、もらっておけ」と、開き直る事の出来ない小市民の悲しい性(^_^;)

と、言う事で、無料だけどポイントなどはないSBI証券 さんにお願いしてみました。

SBIさんは小口の手数料の安さが魅力です。1日10万円以下の売買なら手数料は無料。
1万円ぐらいで買える株を、月に1度買うのが精一杯と言った私のような貧乏人は、一生手数料はかかりません(笑)。

送られて来た書類に必要事項を書き込んで返送すると、しばらくして口座開設完了のお知らせが郵送されてまいりました。

さっそくパソコンに向かい、送られて来たIDを入力。

「へ〜、こんな風になっているんだ」

「国内株式」「外国株式」「投信」「債権」「FX」「先物・オプション」などなど、物作り一辺倒だった私には、ちょっとかっこよさげな文字が並んでいます(笑)。

「試しに買うマネでもしてみようか」

操作方法などはまったく分りませんが、一番上に「株価検索」と書いてあったので、とりあえずそこに買いたい株の企業名を入力してみる事に。ちょっと迷いましたが、入力した会社は日本を代表する巨大企業「トヨタ」。

「トヨタ紡織」とか「豊田自動織機」など、いくつかの候補の中から「トヨタ自動車」を選択。
すると、現在の株価や、株価の推移を表した折れ線グラフなど、データーがぎっしり詰まった画面に移行しました。

「ほ〜、現在の株価は3000円か」

株価の推移を表すグラフを1日から3年へと変更すると、3年間の値動きが折れ線グラフで表示されます。

「へ〜、2007年初頭には8000円あった株価が、たった2年足らずで3000円か・・・」

大きく弧を描きながら右肩下がりになっているその折れ線グラフを見ると、金融危機はとてつもない猛威をふるっている事が分りますし、「今、株を買っておけば数年後は・・・・」と言う人の気持ちも良く分る。

「どうやって買うんだろう」

画面の中央やや右辺りに「現物買」「現物売」「信用買」「信用売」と言った文字があります。
80年代バブルの株ブーム期に、パソコンゲームで株取引の疑似体験をしていましたので、これくらいの言葉は知っています。

ポインタを「現物買」に合わせてクリック。

「単元株? 単元未満株(S株)?何じゃそりゃ」

「注文入力(現物買)」と表示されたその画面で、一番最初に選択するのが「単元株」。
初めて聞いた言葉。良く分らん(^_^;)

その下には始値、高値、安値と言った項目が並び、その下に「売買単位」の項目。

そう、トヨタの株が3000円と書いてあっても3000円で買えるわけではないんですよね。
1株3000円だけど、買うとなると、ある程度まとめないと売ってくれない。

「売買単位は・・・100株か」

100株。1株3000円とすると、トヨタの株を購入するには最低でも30万円の資金が必要になります。はっはっはっ、株投資なんてセレブの嗜みであって、私のような貧乏人には縁遠い物だと言う事を、改めて実感いたしました(笑)。

注文株数1億株。成行買いにて「注文確認画面」をポチ。

「買付余力が不足しております」

ははは、そりゃそうだ(笑)。

そうそう、最初に書いてある「単元株」、あれはいったい何なんでしょう。
発注画面で唯一意味の分らない言葉「単元株」について、調べて見る事に。

普通ならネットで検索する所ですが、SBI証券のホームページは初心者向けに分りやすく作り込まれていて、直感的な操作で「単元株」について説明されているページに、すぐにたどり着く事が出来ました。

「単元未満株(S株)とは − 通常の取引所での株取引では、各銘柄毎に1,000株・100株など売買の最低単位である単元株数が決まっていますが、単元未満株(S株)では、単元株数に関らず1株からお取引いただけます」

ん?と言う事は、私のような貧乏人が、なけなしのお小遣いを持って、「トヨタの株を1株ください」と言っても売ってくれると言う事か?。

よくよく読み進めてみましたが、手数料として購入代金の0.63%がかかると言う事以外、何の落とし穴も無いみたい。トヨタだから3000円。他の会社なら1000円とか500円とか、中には100円なんて株もあります。それが0.63%の手数料だけで1株から買えちゃうって事?。

「1株買ってみようか」

物は試し。話の種にもなりそうですし、ちょっと1株購入してみる事に。

「えっと、入金は・・・・」

まずSBI証券の口座に入金しなくてはなりません。

「口座管理から入金指示・・・」

説明書を読んだわけではないですが、初心者でも直感的に操作が出来るよう、とても考えられたメニュー構成になっていて、ちょっとおぼつかない操作でしたが、すぐに入金操作の画面にたどり着く事が出来ました。

「みずほ銀行からだと10日ほど、イーバンクなら即反映か」

ネットで物を購入した時の振込み用として、みずほ銀行とイーバンクに、ほんのちょっとお金を寝かしてあります。みずほ銀行だとサービス開始までに10日ほどかかってしまいますが、イーバンクなら即入金が可能なようです。

さっそくパソコンを操作して、来年、クワガタの菌床を買うための資金として別取りして置いたお金をSBI証券の口座へ送金。送金は即反映。うれしい事に送金手数料も無料。

「さて、何を買おうか」

さっきは適当にトヨタ株にしましたが、実際に買うとなると、とても悩みます。

「やっぱ銀行株だよな」

確かにトヨタはスゴイ会社ですが、GM(ゼネラルモーターズ)の現状を見ると、おごれる者も久しからず。その点、国民の預金を人質にとっている銀行なら、いざと言う時に国が助けてくれるでしょう。

たかが、単元未満株の購入ですけど、結構真剣になって考えちゃいました(^_^;)

銀行株なら、みずほ銀行。学生の頃からの長いお付き合いです。
そうそう、駅前で口座を作ったんですよね。高校生ぐらいの時だったかな。あの頃はお金がなくて、口座開設時の入金額は1000円。口座を作る手続きをしてくれた窓口のお姉さんに「本日のご預金は?」と聞かれ、仕方なく、なけなしの1000円札を財布から出したんだよね(笑)。
でも、自分名義の貯金通帳をしげしげと眺めていると、ちょっと大人になったような気分でした。

「あれ、単元未満株ってないの?」

みずほ銀行株のページを開くと、トヨタの時にあった「単元未満株」の文字がない。
が、ちょっと下を見てみると、売買単位はなんと1株。しかしその1株が驚愕の25万円!。

「1株で25万円かよっ!」

1株から買えるって言ったって、1株25万円じゃとても手が出ません(^_^;)
さま〜ずの三村さんばりの突っ込みを一発入れて、早々に退散です。

「じゃ、三井住友」

こっちはさらにひどくて1株37万円。

「さすがに銀行株は無理か・・・」

諦め半分で、3大メガバンクの最後の一角「三菱UFJフィナンシャル・グループ」を開くと、なんと「単元未満株」の文字が!。そして株価はたったの600円!!。

「おお〜〜、これなら買えるぞ!」

しかも2006年の春には、株価が2000円もあっての激安ぶりとなれば、この株を購入するっきゃないでしょう。

「えっと、現物買いで、単元未満株、1株で良いかな・・・・。同意してパスワードを入力」

注文確認画面へ・・・・と思ったのですが。

「翌日基準値が確定するまでの間、単元未満株のご注文は受付できません」

何じゃそりゃ!。

そう言えば単元未満株は、取引できる時間帯が決まっているような事が書いてあった。
なんか、夜の間に細かい注文をまとめ、朝一番に束にして購入する手法をとっているようで、
発注したらすぐに買えると言ったものでは無いらしい。

「えっと、15:30以降に注文すれば、明日の前場の始値で買えると言う事か」
21:30〜翌10:30の注文は後場の始値で買えるようです。

という事で、15:30まで待って、再度、購入手続きをしてみる事に。

「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の株を1株購入と入力し、「注文確認画面」を押すと、今度は次の画面へきちんと移行し、購入予想額や手数料などが表示されました。

「へ〜、本当に買えるんだ」

確かに買えると書いてありましたが、私にとって無縁の存在でしかなかった株が、たったの600円で実際に買えちゃう事にちょっとびっくり。

現在は1株600円程度ですが、明日の朝、最悪のケースを想定してか、1株700円程度で見積もりが出ています。手数料などを確認して発注。明日になれば、この私が、あの「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の株主です。わっはっはっは〜。

「へ〜、こんな物もあるんだ」

明日の朝までにはまだまだ時間がありますので、何かお買い得商品はないかと探していましたら、いろいろな物を見つけてしまいました。

まず、目を引いたのが「ETF」。

株のと同じように売買できるのですが、1つの企業の株ではなく、いろんな企業の株を混ぜ合わせた証券。たとえば株価指数に連動するように混ぜ合わせたものや、銀行株のみを混ぜ合わせたものなどがあるみたい。

沢山の銘柄の株を購入するとなると沢山のお金が必要ですが、1株1万円程度のその証券を購入すれば、幅広い銘柄に分散投資する事が可能なようです。

もちろんこの証券も、株と同じような値動きをしていますので、1年前は2万円くらいしていたものが、いまや半値程度まで下落してるみたい。

そして驚いたのが、金。
「金」が証券になって、株のように売買できます。
金1gが1枚の証券になっていて、2000円程度で取引されています。売買単価は10株。
「単元未満株」はありませんが、2万円程度から金の取引が可能なようです。

さらに、インドのルピーやブラジルのレアル、ロシアのルーブルなどの通貨も証券化されていて、こちらも株と同じように取引出来るようです。

「円高だからなあ、金を買っておくと得かも」
「インドは経済発展が目覚しいから、今のうちルピーを買っておきたいなぁ」
「ブラジル株指数連動型のETFなんて、かなり将来性がありそう」

トヨタもほしい、パナソニックも欲しい、銀行連動型のETFもほしい、シティバンクも欲しい、
洒落でAIGなんかも買っておきたい。ドンドン夢がふくらみます。

そう、何でも新しい物が欲しくなってしまうよしだっち。
新しいルアー、新しいデジカメ、新製品のアクアリウム用品から、クワガタ飼育用のアイデア商品まで。なんでもかんでも欲しくなってしまって、お金があれば使ってしまう悪い癖。

でも、買うものが金だったり、ルピーだったり、銀行連動型のETFだったり、トヨタ株だったりしたら・・・・なんか、とてつもなく実用的な楽しみを見つけてしまったような感じ。
なんといっても買う銘柄を選ぶ戦略的楽しみ、そして買うタイミングを見極める戦術的楽しみ。

でも、それだけでないんですよね。3年5年と言った長いスパンで考えれば、株価は少しずつ上昇して行くでしょうから、育てる事も楽しめそうです。

戦略、戦術、育成に、ちょっとギャンブルの要素なんかも含まれちゃって、今までにない刺激が得られそう(笑)。

欲しい株を全部そろえるには、かなりの金額が必要でしょうね。もちろん株への理解が深まれば深まるほど、さらに欲しくなる銘柄は増えるはずです。広い銘柄を買いそろえ、十分満足するには、いったい何年かかる事やら。

でも、欲しい物を手に入れるためなら、爪に火をともす事など何でもありませんし、それが将来の蓄えになるのなら、なおさら。新製品のデジカメを衝動買いしてしまった時のような罪悪感もないでしょうしね。

「今月は精密機器関連株が欲しいから、新しいルアーはあきらめよう」
「この会社は伸びそうだから、デジカメ買うのは後回しにして、この会社の株を買っておこう」
「今年は円高になりそうだから、オオクワガタのペアリング数をちょっと減らすかな」

目標はでっかく毎月1万円の投資。
まぁ、実際は3000円〜5000円程度と言った所でしょうけど(^_^;)

おえらい専門家の話では、株価が回復するまでには、あと2、3年かかるとの事。
と言う事は、あと2、3年はどの株を買おうか、あれこれ悩んで楽しめそう。

毎月1万円ずつ株を買ったとしたら、3年で36万円。
向こう3年、日経平均が8000円程度で推移し、その後1万円まで回復したら・・・・。
いや、7000円くらいで推移して、1万4千円まで回復したら・・・・。
もしかしたら、6000円くらいで推移し・・・・。

まさに、捕らぬ狸の皮算用(笑)。

暴落高騰を乗り越えて、欲しい株を全て買いそろえる頃には、定年退職を迎えているかな。
そしたら、その株を全部売ってボートを買い、孫と一緒に日がな一日、東京湾の上でシーバス釣りを楽しみたいな。

とりあえず、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の株を10株ほど追加注文しておきました。

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