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2005年10月16日 70HIT40GET 5:00〜12:00 中潮 干潮10:04 

シーバス釣り 編>

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年の初めに一年の予約がいっぱいになってしまうという人気のチャーター船「福の神」さんに、2週連続で乗船する幸運に恵まれました。
雨がらみということもありましが、「福の神」さんでシーバス釣りを楽しめることに比べればそんなことは屁でもありません。

今日はちょっと遅めの5時出船です。
暗いうちは数は釣れるもののサイズが小さいため、大型が動き出す時間帯を狙っての出船です。

ポイントに到着。前回と同じところ。
まだ暗いため、少しは離れた所でセイゴ相手に一遊び。
しかし、前回とかなり状況は変わっていました。
1キャスト1ヒット、ばらしても追い食い連発の前回とは比べ物にならないほどシビア。
そりゃそうですよね、「福の神」さんや他の船に1週間攻められる付けたんですから、魚もかなり散ってしまったことでしょう。

うなる波、強い風、そして雨に負ける事無く思ったキャストが出来た時に食ってくるといった感じ。しかも大きさは30〜40センチ程度。

空が明るくなってきて、セイゴいじめも切り上げ。さっそく本命のポイントに移動です。

期待を込めてルアーをキャスト。
するとシーバスも期待に応えて果敢にアタックしてきてくれました。

いい感じです。セイゴは散ってしまいましたが、本命のほうはまだまだ健在のようです。

夜明けの瞬間に良いテンポでシーバスをGETできましたが、周りが明るくなるにつれて、少しずつ食いが落ち始めました。
リトリーブコースが外れると、ほとんど食ってこない。前回はルアーが多少外れていようと食ってきたし、船周りでばらしたルアーにも追い食いしてきた。
しかし、今回はかなりシビアにルアーを見ているよう。

それでも何とかキャストの精度を確保して前回程度の釣果を上げていく。

HIT数やGET数はキャスト時に集中する事で何とか維持できましたが、サイズだけはなんともなりません。

前回より平均で10センチくらい小さくなってしまったかも。

前回は50オーバーしか掛からなかったポイントでも40センチ弱のシーバスが食ってきます。

そんな状態でしたが、シーバスの食いは良く、60センチクラスのシーバスも釣ることが出来ましたので、とても楽しい釣行でした。

そして今回は大きな発見がありました。

ナイトシーバスは長年のキャリアがあり、自分なりにスタイルを確立しておりますが、デイゲームにいたっては始めてからほんの数年、釣った魚も200匹程度とまだまだ素人です。
しかし、今日はその素人から脱皮できるようなシーバス釣りが出来ました。

今までデイゲームではナイトゲームのように魚に「ルアーを食わせた」という感覚があまりありませんでした。ただ偶然食ってきたという感じ。

それはたとえば着水直後のHITだったりする。
着水直後のHITというのはかなり確率の低い偶然です。ルアーを引いてシーバスにアピールする時間に比べればほんの一瞬とも思えるような時間です。

それなのに着水直後に食ってきて、引いているルアーに食ってこないという事とは、引いているルアーは見切られていて、偶然の着水のリアクションバイトでしか拾えていないということ。

魚影が薄ければ、着水後のバイトが連発することも無く、魚がいないと勘違いしてしまいがちですが、ボートでのデイゲームでは魚影の濃い場所を点々とするため、着水直後のバイトが連発する事があり、魚はそこらじゅうにいるはずなのにリトリーブ中は全然食ってこないという事実に何度かぶつかりました。

そのたびにルアーの選択やアクションに迷い、試行錯誤を繰り返したのですが、結局、何の解決策も見出すことが出来ませんでした。

他にも抜き上げの瞬間に食われる事が挙げられます。
ナイトゲームでは抜き上げの瞬間ギリギリまでルアーを見極められるような失態はしませんが、デイゲームではどうしても最後の最後まで見られてしまっているようです。
明るいという事もありますが、ナイトゲームでの食わすタイミングを与える技術は、デイゲームでは通用しないようです。

そして「ここで食わす」という予想が外れることが多い。
ストラクチャーに対する第1投目では食ってくる雰囲気を感じることが出来ますが、デイゲームでは確実に食ってくると思われる1投目で食ってこないことがあります。
ナイトゲームの場合、1投目で食わない時は2投目3投目でも食ってこないのに、デイゲームでは2投目で食ってきたりします。

ようは、1投目のルアーを魚が疑っていると言う事。ルアーの選択がマッチせず魚に違和感を与えていると言う事。2投目で食って来たのは、たまたま魚が痺れを切らしただけ。

デイゲームではナイトゲームの「ナイトレイドのデッドスロー」のような、魚がいれば確実に食わす自信のあるスタイルが確立できていない。基本となる軸があるからそこから無数の小技が派生するわけで、軸の無い釣りにはシーバスを攻める引き出しがほとんど存在しない。

しかし、今回「タイトスラローム」というルアーを使うことにより、デイゲームでの基本と成るスタイルを確立できたようです。

着水直後のHITとリトリーブ中のHITの回数のバランスが、完全に回復しました。
ストラクチャーを攻めるときも、1投目を見切られたのに、2投目で食ってくることも無くなくなりました。「1投目で確実に食わす。食わなかったのはやる気のある魚がいなかったから」と自信を持って言える様になりました。

特に重要だったのが、ナイトゲームのときのように食うタイミングが分かるということ。
ストラクチャーの先にルアーを投げれば、ストラクチャーの脇を通った瞬間に食ってくる。
だから、食うタイミングが分かる。
しかしルアーを見られるとストラクチャーから離れた所まで食わずに付いてきてしまうので、
どのタイミングで食うのか予想が付かない。最悪抜き上げのタイミングで食ってくる事もある。

あとは太陽の日差しや濁りなどを見ながら、「タイトスラローム」より深いレンジのルアーを選択するなり、浅いレンジのルアーを選択するなりすればよい。

「タイトスラローム」を軸に、それより深いレンジや浅いレンジのルアーをそろえ、そして「タイトスラローム」と同じレンジで、見た目やアクションの違うルアーを幾つか集めればデイゲームの攻略が成立する。

でも今は軸となるルアーをやっと見つけた段階。
もう少しこのルアーを使い込んで自分のものにするのが今一番重要なこと。
次回のデイゲームに対するモチベーションがかなりあがってきました。

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