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2007年6月3日 アナカリス カボンバ アヌビアス・ナナ
さっそくアクアリウムショップに行って、水草を買ってきました。

今回買ってきた水草はこれ。

一番上がカボンバ。そしてその下がアナカリス。

鉢に植えてある大きな葉の水草がアヌビアス・ナナ、2株。

袋に入っているのがウィローモスで、左下の小さいのがクリプトコリネ・ウェンティーグリーン。

カボンバとアナカリス はご存知「金魚藻」と呼ばれている水草で、アクアショップだけでなく普通のペットショップでも売られている水草です。リーズナブルで信じられないほど丈夫な水草。
水を張ったバットの中に寝かせた状態で売られていても、枯れもせず溶けもせず、たくましく生きています。

アヌビアス・ナナ も丈夫な水草の代表格。成長が遅いため大量生産に向かず、多少値は張りますが、光量が少なくても、CO2が無添加でも、いつも艶やかな深い緑の葉を楽しめます。
成長が遅いため、葉にコケが生えてきてしまう事もありますが、その辺はコケ取り用の熱帯魚などでカバーしてあげましょう。

クリプトコリネ・ウェンティーグリーン はワンポイント用。クリプトコリネの中では小柄な水草で、ちょっとしたコーナーにちょこんと植えるための小さな水草として買ってきました。他の水草に比べるとちょっと育てにくいですが「金魚藻に比べると・・・」と言った程度ですので、アクアリウムの水草としてはとても丈夫です。

そして流木に活着させるためのウィローモス 。全部で6種類。
ちょっと少ないかな?。まあ、その辺は植え終わったあとの水槽を見ながら追々考えて行きたいと思います。

一番最初に植えるのはアヌビアス・ナナ。ポットから取り出して、根についているティッシュのような床材を丹念に丹念に洗い流します。この床材は水に溶け出すとフィルターの目詰まりの原因になりますから、ほんの少しでも見逃すわけには行きません。

2株のアヌビアス・ナナを4株に分けて流木の隙間に差し込みました。

アヌビアス・ナナは流木などに活着する水草。成長は遅いですが、やがて流木に根を絡ませしっかり活着してくれるでしょう。

それまでの間、水に流されたりしないよう、ある程度しっかり流木で押さえ込むように挟んでおきした。

ちょっと量が多いかな(^_^;)
最初からこんな感じで流木を覆ってしまうと、成長する楽しみがなくなってしまいますね。

砂地にも植えようかと考えたんですが、成長が遅いアヌビアス・ナナですから、最初からこれくらい行っちゃった方が良いと考え、思い切って全部流木に植えつけちゃいました。

アヌビアス・ナナって砂地にも植えられるんですよ。

流木などに活着するアヌビアス・ナナは根が腐りやすいので砂地には不向きとよく言われますがそんな事はないんです。確かに根は腐りやすいです。でもそれは熱帯魚の糞や食べ残しがある汚い底床内では腐ってしまうと言う事でして、糞や食べ残しが進入して来ない砂地では、アヌビアス・ナナの根は腐りません。

普通の底床でも、底面ろ過をしっかり効かせて、底床内で糞や食べ残しを腐敗させるような事をしなければ、アヌビアス・ナナは元気に育ってくれます。

さて、お次はアナカリスとカボンバ。
こちらは水があったほうが植えやすいので、水槽に水を張ってからの作業です。

「ジョボジョボジョボジョボ・・・・・」

長い間、主役である水が存在しなかった水槽に、カルキ抜きした水が注ぎ込まれます。
まるで、つらい乾季の果てに、やっとやってきた雨の様。最初は砂に染み込むだけだった水が、少しずつ底床を覆うようになり、さらにその量を増やしていきます。

1/3くらいまで水を入れたところでカボンバとアナカリスを植えつけました。

カボンバは水槽中央にある外部フィルターの排水パイプを隠すような配置。そしてアナカリスは水槽右隅にパイプやプレフィルターを隠すような配置でレイアウト。
まだまだ量が少なく、スカスカで目隠し役になっていませんが、やがて成長し、株が増えたり、トリミングしたものを植え付けるなどしていけば、しっかり密生し、目隠しの役目を果たしてくれると思います。

最初からたっぷり植えるのも良いですが、「成長」と言う楽しみをとっておくのが私のやり方。
照明は2灯だけの予定ですし、二酸化炭素の強制添加の予定もないので、期待通り増えてくれるかどうか不安ではありますが・・・(^_^;)

茎から下ろした根を着底させ、そこを基点に横へ横へと延びていくのがアナカリスの増殖戦略。彼らは頭を垂れて臨戦態勢のようです。
最後にウィローモスを糸でぐるぐる巻きにした流木を配置。その横にちょこんとクリプトコリネ・ウェンティーグリーンを添えてみました。

ウィローモスは糸が水に溶けてなくなってしまう頃には流木にしっかり活着しているでしょう。

クリプトコリネ・ウェンティーグリーンは株が増えたら左側の流木の周りにも植えたいと思います。

夢中になって楽しんだ水草のレイアウトも終わり。
あとは外部フィルターを起動させるだけです。

外部フィルターのセッティングはすでに終わっています。「テトラ EX パワーフィルター 75」の自動呼び水機能を試す時がきました。

「スタートボタン」呼ばれている自動呼びボタンを押す。指で押すにはちょっと硬い。手のひらで体重をかけるようにして押す。

「シュボ、シュボ、シュボ」

スタートボタンを押すたびに、取水側のパイプの水がフィルター本体に近づいてくる。

ジョボジョボジョボ・・・・ある程度の所まで行くと、水槽内の水がサイフォンの原理で外部フィルター内に流れ込み、それと連動して外部フィルター内にあった空気が排水パイプから噴出す。

ゴボゴボゴボゴボゴボ〜〜〜〜〜!!

信じられないような勢いで吹き出す泡のせいで、せっかく植えた水草がどんどん抜かれ、水槽の中で泡と一緒に踊ってる。

「ひえ〜〜」

慌ててホースタップに付いている流量調整用のコックを絞って泡の排出を抑える。
積み上げた流木の崩壊は何とか免れたものの、排水パイプの目隠し用に植えたカボンバは全部抜かれてしまいました。

「たまにはこんな失敗もあるさ」
ちょっと負け惜しみ。

カボンバを植えなおし、作業再開。
流量調整用のコックを少しずつ開いてフィルター内を水で満たしていく。

フィルター内を完全に水で満たしたあと、ホース内などに残っている空気を完全に抜くために「スタートボタン」をさらに5回ほど押してから電源を投入。

「シュワシュワシュワ」

抜けきらなかった空気がインペラーに当たって砕ける音。
しばらくすると、そんな空気もすっかり抜け切って、完全無音状態の運転が始まりました。

「結構早く無音になったな」

「テトラ EX パワーフィルター 75」も「エーハイム2213」も共に無音運転ですので、当然音の大きさは比べられません。しかし、残留空気が完全に抜けるまでの時間は、「テトラ EX パワーフィルター 75」の方が断然早いように感じました。もしかしたら「テトラ EX パワーフィルター 75」は残留空気が抜けやすいような構造をしているのかも。

立ち上げ直後でまだ水の白濁が抜け切れていませんが、とりあえず記念写真。

水槽右側はまだお寒い状態ですが、苦労して築き上げた左側の流木とアヌビアス・ナナの織り成す水景は、はなかなかいい感じでしょ。

1週間後、水が安定したら、住人たちの投入です。
さて今回の水槽にはどんな生き物が住む事になるのでしょうか。
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