HOME > その他 > 徒然コラム

巨人戦放送打ち切り
前へ 次へ
2006年07月07日
巨人戦を長く放送の柱にしていた日テレが昨日、今期初めて延長せずに試合中継を途中で打ち切りました。
「かなり点差が開き、一方的な展開となったため・・・・」
と、日テレ広報部は説明しておりますが、その試合の視聴率は驚愕の4.8%。
ゴールデンならせめて二桁は欲しいのに、その半分も行かないとは・・・・。

そして、あまりの視聴率の低迷振りに、とうとうフジテレビが8月以降の巨人戦を地上波では放送しないと発表しました。地上波で見られないとなれば、熱烈な巨人ファンはCSなどの有料チャンネルに流れる。
そして一度流れた視聴者は完全放送の有料チャンネルから、途中開始で、途中終了が多い地上波には戻ってこない。

地上波の視聴率が下がる→延長の中止や放送の取りやめ→視聴者が有料放送に流れる→地上波の視聴率が下がる・・・まさに悪循環。

大多数の熱烈な野球ファンは有料チャンネルと契約し、時間を気にする事無く試合終了まで心行くままに楽しめる快適な環境が整っている事でしょう。そう考えると「野球離れ」ではなく「地上波離れ」なのかもしれませんね。しかし、地上波で放送されなければ次の世代のファンが育たない事は確かなようです。

数年前、ほんの数試合の放映権をNHKに売る売らないで読売ジャイアンツと日テレがもめた事がありました。読売にしてみれば試合終了まで放送してくれるNHKに権利を売りたかったのですが、日テレにしてみればほんの数試合とはいえ、ドル箱の巨人戦を他局に取られてしまってはたまったもんじゃありません。確か日テレが延長設定を1時間にする事で、読売のご機嫌を取ったように記憶しています。

それが今や1時間延長どころか延長打ち切り。ドル箱どころか低視聴率のお荷物番組。
たった数年でこんな事になってしまうとは、当時誰が想像したでしょう。

前へ  次へ

HOME > その他 > 徒然コラム



シーバスアクアリウムオオクワガタカナヘビ


ルアーシーバス&アクアリウム