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耳鳴り 治療法

耳鳴りは放置しておきますと症状が固着化して治りにくくなってしまいますので、
早期治療が最も重要だそうです。
1日でも早くきちんとした病院で治療を受けることをお薦めします。
 
私の場合、低音の耳鳴りでした。
正式には難聴に伴う耳鳴りらしいです。
「急性低音障害型感音難聴(低音型突発難聴)」と言う病気にかかり、
神経が低音の難聴を改善しようと、無理な音の増幅を行う為、
ノイズが発生し耳鳴りが聞こえると言うものでした。
 
低音は聞こえず、高音は音割れして響き、常にブザー音のような耳鳴りが
聞こえている状態でしたが、投薬治療、高気圧酸素治療、鍼灸治療等を併用し
今現在では後遺症も無く完治いたしました。
 
まず治療法ですが、現在効果があるとされているものは、
通院ではステロイド剤による投薬治療。
入院ではステロイド剤の点滴と高気圧酸素治療の二つだけだそうです。
これに神経細胞を活性化するビタミン剤(ビタミンB12)や栄養剤の併用による治療が
現在できるすべてのようです。
 
ほかにも埼玉の大学病院でステロイド剤を直接耳に注射する方法や
熊本の大学病院でマイナスイオンを使った治療法を実験中のようですが
まだ効果のほどは分かっていないようです。
 
西洋医学以外では針灸治療がかなり効果があるとされているようです。
私は体質に合わなかったためかあまり効果が上がりませんでしたが、
針灸の効果に「耳鳴り」をうたっているところはかなり多いです。
 
高気圧酸素治療ですが、高圧の酸素で満たしたカプセルの中に入り、
血液中の酸素の溶解量を上げて末端の神経まで十分酸素を行き渡らせて
神経の活性化を促すというものです。
1日1回2時間程度を7回繰り返します。
 
 初診から1週間は「救急的な物」とされ2割負担の保険で1回につき
12000円もかかります。初診から8日目以降は「非救急的な物」とされ
2割負担で2000円になります。
 
この治療はそれなりの設備が必要で、どこの病院でもやっていると
言うものではないようです
治療をご希望の場合は、あらかじめ病院に設備の有無を
確認しておいた方が良いと思います。
 
また、針灸治療は値段がまちまちで1回5000円くらいが相場のようですが、
病院の医師に診断書を書いていただいて鍼灸院に提出すると保険の対象となります。
ただし、医師にもプライドがあるので診断書を快く書いてくださる方は
少ないようです。
最近の大きな病院では鍼灸院を併設しているところもございます。
そういった病院では、医者のほうから併設の鍼灸院を紹介してくださった上、
診断書も快く書いてくださるそうです。

私の経験から申しますと耳鳴りはストレスより肉体的な疲労の方が
強く関係しているように感じました。
自営業をやっている関係で通院中も仕事をやっておりましたが、
「納期が間に合わない」とか「不良でクレームがあった」と言ったような
ストレスでは耳鳴りは大きくなりませんでした。
 
そもそも耳鳴り自体が今までに経験したことの無いような巨大なストレスですから
ストレスが原因の全てなら私の聴力は回復していなかったと思います。
 
しかし残業して「なんとか納期通り出荷できた」といった、どちらかと言えば
心地よい疲れと言えるような状態でも肉体的疲労で耳鳴りが大きくなることが
しばしばありましたし、完治した後でもソフトボールをしたり1日ボートで釣りに
行った夜などは小さな耳鳴りが聞こえました。
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